1. [口絵]
2. 刊行のことば
3. 緒言
4. 例言
5. 長野市誌　第三巻　歴史編　近世一　目次
6. 第一章　北信濃の幕藩支配の成立
1. 第一節　豊臣政権と北信濃
1. 一　豊臣政権の支配
1. 上杉景勝の移封と兵農分離
2. 豊臣氏の蔵入地と関・田丸の入封
2. 二　豊臣氏の蔵入地と太閤検地
1. 文禄四年の中・下氷鉋村検地
2. 慶長三年の太閤検地
2. 第二節　森検地と松平忠輝の政治
1. 一　森忠政と北信濃
1. 森忠政の北信濃入り
2. 右近検地と土豪一揆
2. 二　松平忠輝の北信濃入封
1. 忠輝の入封と大久保長安の施政
2. 忠輝の越後移封と北信濃諸領の成立
3. 花井父子の政治と忠輝の改易
3. 第三節　松代藩と上田藩川中島領の成立
1. 一　松平忠昌と酒井忠勝
1. 松平忠昌と松代藩の成立
2. 酒井忠勝の松代入封
2. 二　真田氏の松代入封
1. 真田信之の松代入封
2. 転変する分知領と松代藩
3. 松代築城
4. 松代城下町の成立
3. 三　上田藩川中島領の成立
1. 川中島一万石領主の推移
2. 仙石氏上田藩の成立
4. 第四節　寺社領の成立
1. 一　善光寺領の成立
1. 家康の寺領寄進と小割証文
2. 寺領の村々
2. 二　戸隠山神領と飯縄神領
1. 水内郡栗田村と戸隠山神領
2. 飯縄神領
7. 第二章　松代藩と諸領の政治
1. 第一節　真田氏松代藩の施政
1. 一　歴代藩主と藩組織
1. 歴代の藩主
2. 藩政のしくみ
3. 代官・手代の領民統治
4. 藩の行政区画
2. 二　家臣団の構成と地方知行
1. 松代藩家臣団の構成
2. 地頭と地方知行
3. 地頭の村支配
4. 蔵米取り家臣と足軽・仲間
3. 三　寛文指出検地と宝暦・明和・安永期以降の検地
1. 寛文六年の指出検地
2. 宝暦・明和・安永期以降の検地
3. 検地条目
4. 四　年貢のしくみと二斗八騒動
1. 二斗八騒動と延宝二年の触書
2. 蔵入地の貢租
3. 知行地の貢租
4. 藩財政の推移
5. 五　人詰改め・五人組改め・宗門改め
1. 松代藩の戸口改め
2. 「人詰改帳」と五人組改め
3. 「人詰改帳」から「五人組改帳」へ
4. キリシタン類族改めと宗門改め
5. 松代領の人口
2. 第二節　上田藩川中島領の政治と塩崎知行所の成立
1. 一　上田藩川中島領の政治
1. 松平氏上田藩の政治
2. 上田藩川中島領の政治
2. 二　塩崎知行所の成立と施政
1. 塩崎知行所の成立
2. 塩崎知行所の政治
3. 第三節　諸藩と幕府領の移り変わり
1. 一　諸領の成立と消滅
1. 長沼領の成立と改易
2. 飯山領
3. 須坂領
4. 松平義行領
5. 椎谷領
6. 石見浜田領
2. 二　幕府領の推移
1. 北信の幕府領
2. 長野市域の幕府領
3. 松代御預り所の設置と拡大
4. 幕府領の支配
5. 幕府領の貢租
8. 第三章　善光寺領の政治
1. 第一節　善光寺領のしくみ
1. 一　寺領の支配機構
1. 領主善光寺
2. 支配のしくみ
2. 二　大勧進と大本願
1. 大勧進
2. 大本願
3. 大勧進住職（別当）
4. 大本願上人
5. 両寺の争い
2. 第二節　古い型の寺役人一族の没落
1. 一　高橋氏の政治と領民の反抗
1. 高橋白蓮家の系譜
2. 円喜への下大門と三ヵ村の訴え
3. 高橋庄右衛門にたいする訴訟
2. 二　高橋氏の没落
1. 高橋庄右衛門らの闕所処分
2. 財産からみた高橋氏の性格
3. 第三節　近世的統治機構の確立
1. 一　寺役人の性格と任務
1. 世襲化以前の寺役人（寺侍）
2. 譜代寺役人の成立
3. 寺役人の任務
2. 二　寺役人の地位
1. 寺役人の給与
2. 寺役人の処罰と領民による留任運動
3. 寺役人制度の崩壊
3. 三　被官
1. 大被官とは
2. 大被官の家筋
4. 四　町方役人
1. 町年寄
2. 庄屋
3. 組頭
4. 町々の盛衰
4. 第四節　善光寺領の検地
1. 一　石川検地と森検地
1. 石川光吉と森忠政の検地
2. 県庁敷地からみた石川検地と森検地の違い
2. 二　天和三年の領内一斉検地
1. 町方検地帳
2. 村名寄帳
3. 三　善光寺領検地の特徴
1. 苅と鋤
2. 居村分と出作分
3. 寺枡は一升二合五勺入り
5. 第五節　善光寺領の年貢
1. 一　年貢の賦課と徴収
1. 年貢割付状と皆済目録
2. 皆済目録からみた豊凶年
2. 二　本租
1. 本租収納と配分
3. 三　夫役
1. 伝馬役と歩行役など
2. 冥加・運上
6. 第六節　善光寺領の施政
1. 一　役所とその政治
1. 役所と初寄合
2. 代官・町年寄の一年と役所の仕事
3. 質屋・古着屋
4. 銭両替相場の布告
5. 佐渡金銀荷物宿泊の警固
2. 二　領民の取り締まり
1. 庄屋請状・町年寄の申し渡し
2. 善光寺領と松代藩の関係
7. 第七節　善光寺の祠堂金
1. 一　祠堂金とは
1. 不断念仏料所から祠堂金へ
2. 近世の祠堂金
2. 二　祠堂金の種類と運営
1. 祠堂金元金
2. 諸料物金
3. 三寺中祠堂金
4. 預かり金
5. 預金利子
6. 貸しつけ先および貸しつけ方法
3. 三　祠堂金運営と寺院経済との関連
1. 特別会計
2. 住職私金の祠堂金
3. 大勧進光純の戒め
4. 四　祠堂金運営の失敗とその処理
1. 貸しつぶれ
2. 情実貸しつけ
3. 役人の態度
4. 祠堂金の最後
9. 第四章　町と村
1. 第一節　善光寺町
1. 一　町民の戸口と役
1. 町の戸口増加と家並み景観
2. 大家・地借・店借とその異動
3. 町民の屋敷役
2. 二　町の諸相
1. 町民の村方所持地と妻科村大入作組
2. 火災と火消し
3. 町の救恤
2. 第二節　松代町
1. 一　町八町の町政と役儀
1. 松代城下町の成立と町政
2. 町八町の役儀
3. 町の戸口と町人階層
2. 二　松代町の諸機能
1. 火災と火消し
2. 町の上水道
3. 村々の町宿
3. 第三節　村の形成と村役人
1. 一　近世村落の形成
1. 村切りと近世村落の成立
2. 初期の肝煎支配と村民
3. 小百姓の自立と村方騒動
2. 二　村役人と村の変化
1. 村方三役の成立へ
2. 松代領の頭立制
3. 村入用夫銭と村の姿
4. 第四節　本百姓と従属百姓
1. 一　松代領の判頭と判下
1. 寛文検地と身分制
2. 昇格への強い願い
2. 二　諸領の百姓身分
1. 上田藩川中島領の抱百姓
2. 北信濃諸私領と幕府領の百姓
5. 第五節　村内の諸集団
1. 一　五人組と親類
1. 幕府領の五人組
2. 松代領の五人組
3. 親類集団
4. 領主法・村法の組合と親類
2. 二　若者組
1. 年齢集団としての若者組
2. 領主の若者組規制と村
3. 若者組定書と組の構成
4. 若者組の活動
3. 三　講仲間
1. 村の講と有志の講
2. 庚申講
6. 第六節　身分差別
1. 一　かわや役と差別のおこり
1. かわた頭孫六の支配
2. 旦那場と役の負担
2. 二　強まる差別
1. 村や町での差別
2. 身分規制の布達
3. 三　差別とたたかった人びと
1. 渡船場水主の抵抗
2. 頭支配にたいする内紛
7. 第七節　家と女性
1. 一　百姓株の相続
1. 家の永続と家格の保持
2. 百姓名跡を継ぐ
3. 欠落と潰れ百姓
2. 二　女性の地位
1. 女性のライフサイクル
2. 離縁の周辺
3. 自立する女性たち
10. 第五章　農業と諸産業
1. 第一節　稲作と畑作
1. 一　市域における近世農業の展開
1. 市域の自然環境と近世の農業
2. 市域の諸藩と農業
2. 二　新田開発
1. 市域の新田開発
2. 川合新田村の成立と変転
3. 福島新田村の成立と分村
3. 三　稲作と畑作
1. 稲の品種と稲作の変貌
2. 畑作物とその種類
3. 菜種の栽培
4. 四　農業経営
1. 一年間の農事
2. 農具とその進歩
3. 肥料と農法の変化
5. 五　地主と小作
1. 地主の発生とその経営
2. 小作の発生と実態
3. 質地の拡大と村共同体
6. 六　近郊農業と文政下肥騒動
1. 蔬菜の生産
2. 文政の下肥騒動
2. 第二節　善光寺木綿と山中麻
1. 一　善光寺木綿
1. 善光寺木綿の始まり
2. 市域における木綿生産
3. 綿作と木綿業のようす
2. 二　山中麻の栽培と山方の作物
1. 山中における麻の栽培
2. 山地および山沿いの作物
3. 第三節　養蚕・製糸業の発達
1. 一　養蚕の広まり
1. 市域への広がり
2. 領主による養蚕の奨励
3. 本田畑への植えつけ
2. 二　関屋の藩営桑園
1. 関屋の御林開発計画
2. 開発の実施
3. 三　養蚕・製糸業の発展
1. 養蚕・製糸業の展開
2. 養蚕技術の発達
4. 第四節　酒造と諸稼ぎ
1. 一　酒造
1. 幕府の酒造統制
2. 酒造の規模と広がり
3. 酒株の移動と出造り
4. 酒の仕込み
2. 二　水車
1. 動力としての水車
2. 水車の拡大と紛争
3. 三　油絞り
1. 油絞りの広まり
2. 油の製法と職人
3. 油絞り仲間
4. 四　鮭漁
1. 信濃と鮭
2. 市域の鮭漁
5. 五　杏と甘草
1. 杏の栽培
2. 甘草の導入
3. 甘草の栽培
4. 松代藩の統制
6. 六　諸稼ぎと諸職人
1. 諸稼ぎの増加
2. 村の職人
5. 第五節　銅山と鉱泉
1. 一　赤芝銅山
1. 赤芝銅山の開発
2. 金山師惣兵衛
3. 銅山経営
2. 二　鉱泉と石油
1. 鉱泉
2. 石油
11. 第六章　水と山の利用
1. 第一節　水の利用
1. 一　江戸時代の水利用
1. 善光寺平の堰と山中の堤
2. 水にたいする領主の関与と村
2. 二　犀川の水利用
1. 犀口三堰の維持管理
2. 小山堰と鯨沢堰
3. 操穴堰の開発
4. 小市堰と大豆島堰
3. 三　裾花川の水利用
1. 鐘鋳堰
2. 八幡・山王堰
3. 八幡・山王堰の水論と分水
4. 四　千曲川の水利用
1. 塩崎用水
2. 聖川の水利用
3. 神田川・関屋川・藤沢川の水利用
4. 保科川・赤野田川の水利用
5. 浅河原懸かり拾ヵ村用水
6. 浅河原の水をめぐる村と村
5. 五　山中の灌漑と溜池
1. 山中の水田の灌漑
2. 溜池による灌漑
6. 六　水をめぐる村々の争い
1. 用水堰流末の悪水払い
2. 牛島村の水利と水防
2. 第二節　山の利用
1. 一　近世の村と林野
1. 江戸時代の林野利用
2. 慶長年間の林野の確定
3. 村民の林野利用の変化
2. 二　入会山と百姓
1. 入会山と市域の村
2. 松代藩の入会山札
3. 三　入会山論と百姓割山
1. 山野境界の不明による山論
2. 入会林野の開発による山論
3. 入会内の用益確保による山論
4. 村々入会山の割山
5. 村中入会山の割山
4. 四　松代藩の御林と善光寺の御山
1. 松代藩の御林
2. 善光寺の御山
12. 第七章　街道と宿駅
1. 第一節　近世の街道の成立
1. 一　公街道の整備
1. 北国往還
2. 北国西往還
2. 二　村の道の成り立ち
1. 村の道
2. 渡し場
2. 第二節　北国往還
1. 一　大名行列
1. 参勤交代
2. 佐渡金銀の通行
2. 二　宿場を支える村々
1. 助郷体制の整備
2. 北国往還の助郷
3. 助郷にともなう諸問題
3. 三　北国往還善光寺通りの宿場
1. 篠ノ井追分
2. 丹波島宿
3. 善光寺宿
4. 新町宿
4. 四　北国往還松代通りの宿場と渡し場
1. 松代宿
2. 川田宿
3. 福島宿と布野の渡し
4. 長沼宿
5. 五　北国西往還善光寺道
1. 善光寺平と松本平をむすぶ道
2. 街道を行きかう人びとと領主の対応
3. 第三節　生活の道と通船
1. 一　大笹街道
1. 慶安の裁許と江戸廻米
2. 油峠と商品流通
2. 二　大町街道と戸隠道
1. 山中の生活道－大町道
2. 信仰の道－戸隠道
3. 三　口留番所
1. 口留番所の配置と役割
2. 口留番所役人
4. 四　中馬と手馬
1. 馬稼ぎと明和の裁許
2. 商品経済の広がりと中馬・手馬争論
5. 五　千曲川通船と犀川通船
1. 通船と筏流し
2. 太左衛門船
3. 松代藩川船
4. 厚連船
5. 犀川通船
13. 付録（1）　北信濃の所領分布図　享保15年（1730）
14. 付録（2）　度量衡・通貨表
15. あとがき
16. 近世史専門部会部員・調査執筆員
17. 執筆分担
18. 監修者
19. 刊行委員
20. 編さん準備委員
21. 編さん委員
22. 調査協力員
23. 事務局・編さん室職員
24. [奥付]