解説
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梅翁院は、松代町松代に位置する曹洞宗の寺院で、開基は玉川伊予守の女(むすめ)、右京、開山は長国寺六世大承和尚とされる。右京は松代藩初代藩主真田信之の側室で忠義も篤く、寺号は右京の法号に由来するとされる。 梅翁院山門は、江戸後期の建築とされ、木造平屋建、薬医門形式、桟瓦葺屋根である。間口2.7mで左右袖塀及び潜り戸が附属しており、本堂南正面に南面して建つ。小屋組は、梁の上に束がのり、棟木を支えている。軒は二軒で構成されている。扉には八双金具と乳金具(ちかなぐ)を打つ。簡明ながら重厚な意匠を持ち、伽藍の正面を飾るにふさわしい山門である。
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