資料解説
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昭和20年8月6日、阪神大空襲により本殿・拝殿・社務所・儀式殿など主だった建物は根こそぎ焼失した西宮神社。昭和22年には中部商店復興組合の尽力もあり仮本殿が建てられます。◆空襲被害は周辺の氏子もまた同じであり、神社の再建はなかなか難しい状況でした。何とか復興しようと始まったのが「戎くじ」です。◆昭和25年から本殿が復興する昭和36年まで行われ、1回百円の寄進で、千口を一組とし抽選を行いました。毎年50万人ほどの参拝者でにぎわう十日戎に、もうひとつその年の福をうらなう行事となりました。商品は四斗樽・活け鯛など豪華なものや、お札や福笹、福面が当たりました。◆写真は特賞の四斗樽をあてた福々しい表情を写します。周囲の人にも笑顔が見られます。
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