資料解説
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夙川公民館建設前の片鉾池から甲山を望んでいます。◆明治40年、香櫨園遊園地が現在の阪急電鉄夙川駅南西一帯に開設され、片鉾池には50メートルの高台から滑り降りて水しぶきをあげるウォーターシュートがありました。大正4年の香櫨園遊園地廃園後その跡地は閑静な住宅街となり、片鉾池畔には毎日新聞の記者であった「アララギ」派の歌人 中村憲吉が居を構えました。憲吉は「鉾池山荘」と名づけた池畔の家で第三歌集「しがらみ」を出版し、多くの秀歌を詠みました。「鉾池の 大松原は 息づくか 池いちめんに 花粉を敷きぬ」など多くの歌で片鉾池を登場させています。◆参考文献 西宮メモ
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