資料解説
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阪急仁川駅で降りて西へ約一キロ。仁川沿いの住宅街を通り甲山へ上る道。仁川高丸の急坂ともいい、この高台で振り返ると、広々とした摂津平野が一目で見渡せました。五箇山丘陵といい、そこから道はうねうねと五ヶ池へ続きます。右遠方に関西学院大学の建物が見えます。◆左に大きな花崗岩が露出しています。山頂からの道が白く光って見えるのは、この花崗岩によります。かつて、五ヶ池周辺はこんもりした森でしたが、戦時中の乱伐や山火事で草山になります。しかし、ところどころ小さな松が散らばり、白っぽい岩肌が見える様が人をひきつけ、阪急電鉄はこのあたり一帯に土地を持っていた関係で、昭和26年10月、仁川ピクニックセンターの呼称で宣伝するようになりました。
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