資料解説
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阪神電鉄は明治38年4月に開通しました。2年後の明治40年、片鉾池周辺に香櫨園遊園地が開園します。園内には大運動場やウォーターシュート、阪神電鉄直営の動物園や博物館等がありました。そこで阪神電鉄は遊客誘致のため、夙川にかかる橋の上に香櫨園停留所を開設します。多くの客が香櫨園停留所から徒歩や人力車等で遊園地に訪れました。大正2年に香櫨園遊園地が閉園した後も、香櫨園駅は甲陽公園や苦楽園温泉、香櫨園浜への客でにぎわいました。◆昭和4年に建てられたこの駅舎は、平成13年阪神電鉄高架化事業に伴い現在の駅舎に姿を変えました。◆参考文献 「阪神電気鉄道百年史」
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