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資料解説
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明治15年、今津小学校校舎として六角堂が建てられました。木造でありながら洋風の近代的な建築で、特に中央玄関上に設置された六角の塔屋は人々を驚かせました。学校新築費用は、そば1杯8厘の時代に約8,000円という莫大なもので、その内5,200円は地元の篤志家の寄付でまかなわれました。施行者は兵庫の大工 松本源七、通称「大源」。神戸には異人館のようなハイカラな洋風建築を手がけた大工が多くおり、大源もその一人でした。落成式は県令(知事)も出席し、盛大に執り行われました。完成後は弁当持ちで校舎見学に来る人が絶えなかったといいます。◆空襲などの戦火を免れた六角堂は、昭和30年に今津小学校敷地内の西南に移築され公民館になりました。昭和39年には老朽化により取り壊しが決定しましたが、地域の反対運動で撤回され、再度敷地内北側に移築して翌40年からは今津幼稚園の園舎となりました。現在は敷地東南角に移築され、展示室や集会所等として利用されています。
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