資料解説
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昭和になって徐々に戦時体制に移行し、昭和12年日中戦争が始まると出征する市民も一段と増加した。◆出征に際し人々は精一杯の気持ちをこめて盛大に送り出す。日中戦争勃発後、欧米諸国の経済統制により物資の供給が厳しくなり、華美になりがちな見送りに歯止めがかけられる。昭和11年秋以降、応召者の名前入り長旗を市が支給し、それ以外の“のぼり類”を廃止し、さらに昭和13年6月には注意書きを配布するなど、送別酒宴や餞別の応酬を抑制した。◆のぼりで確認できる氏名…林時雄、寺地一憲、山本留五郎、中川利三、神田繁太郎、大石良一、森○馨、西口久信、高地稔
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