資料解説
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明治5年、東京-横浜間に次いで、明治7年5月、大阪-神戸間にも鉄道が開通した。西ノ宮駅は、大阪・三ノ宮・神戸駅と同時に開業した阪神間唯一の駅だった。明治27年4月に三宮-西宮、明治29年3月に大阪-西宮が複線化され、さらに大正15年11月大阪-神戸間が複々線となり、輸送力が大幅に増加した。◆明治38年の阪神電鉄、大正9年7月の阪神急行電鉄の営業開始により、西ノ宮駅は貨物発着が主流となり、清酒、酒粕、酒造原料米、酒樽用材、建築材料等が常に運搬されている。写真は駅舎工事中のため、線路脇で積み下ろしが行われている。荷は馬車で運ばれてきた水樽。次々と貨車に積み込まれている。
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