資料解説
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明治42年10月、かつての西国街道で武庫川を渡る、いわゆる「髭の渡し」から少し下流に、甲武橋が完成しました。鋼橋で上部が厚い板になっており、当時としては非常に頑丈なものだったようです。 昭和16年頃には新しい橋が起工されましたが、戦争のため工事が進まなかったこともあり、完成は昭和26年3月になりました。昭和30年代、モータリゼーションの発展により交通量が劇的に増え、幅員6m片道一車線の甲武橋では対応しきれなくなっていました。そこで昭和39年、橋の北側にもう一本橋を架けて片道二車線に拡張する工事を開始し、翌40年5月1日に開通しました。写真は昭和40年4月に撮影され、新しく架けられた北側の橋が開通目前です。まだ元の橋に両方向の車両が走っているのが見えます。
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