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資料解説
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灘の酒は12月から翌春の4月までの農閑期に季節労働者を雇い入れて造る。丹波の多紀郡、氷上郡あたりの人が多かった。酒造りの長を杜氏といい、酒の醸造の全責任を負い、酒造家からもまた居村ででも信頼の厚い人物がなる。酒造りの仕事は煩雑な上に細心の注意力を集中することから、杜氏は同一村内の気心のよく分かった人たちを自ら人選して連れてくくる。よって毎年同じ杜氏を雇う場合が多い。百屋(ひゃくや)と呼ばれることからもその間ずっと寝食を共にする。洗濯機はまだなく、洗い場ではたらいと洗濯板を使って洗濯をしている。
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