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資料解説
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昭和9年4月1日、西宮市は市制10年記念祝賀会を行った。辻々に紅白のまん幕や提灯、桜の造花が華やかに飾られ、祝賀の雰囲気が伝わる。写真は日暮れからの賑わいを待つ裏町を写す。江戸時代、街道や港による交易が盛んな西宮は、宿場、船着場として娼妓や芸妓を置く旅館も本町・札場筋に軒を連ねていた。明治時代、貸座敷業者となり東町、石在町、鞍掛町などにも広く散在した。阪神間唯一の遊郭であったため、尼崎方面からの遊客も少なくなく、県下では神戸市についでにぎわった。明治40年頃、風地上の理由から本町筋の北、戸田町・与古道町と本町の町境(裏町筋、通称裏町)に集められたが、戦後の区画整理でなくなった。
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