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資料解説
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西宮市の海岸線は多くが自然堤でしたが、昭和9年の室戸台風を機に石積コンクリートの防潮堤築造が進められました。しかし、昭和20年10月の阿久根台風による高潮でこの防潮堤が破堤し、一旦は復旧したものの、昭和25年9月のジェーン台風でも鳴尾の一部を除き市内全海岸で大きな被害が出ました。度重なる高潮による被害は甚大で、災害復旧工事に加え恒久的な高潮対策の必要性が高まりました。そこで昭和25年度より4ヵ年計画で県・市協力のもと防潮堤建設が開始されました。また地盤沈下による防潮堤の沈下も深刻で、昭和37年から工業用水道の工事に着手したものの、昭和39年に西宮を襲った台風20号では、市南部で8000戸にのぼる家屋が浸水するなど大きな被害を受けました。同年に始まった高潮対策緊急三ヵ年計画では、かさ上げされた防潮堤の外側には、強い波から防潮堤を守るテトラポットが設置されました。写真は昭和40年度に改修された西波止町の防潮堤です。
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