|
資料解説
|
昭和51年7月10日から20日にかけて実施した、西宮市塩瀬町生瀬地区の民家調査の記録。生瀬地域は、江戸時代に荷物継立ての宿駅として繁栄し、多くの運送業者が居住していた。その町並みは街道筋を中心に細長く発達し、中二階を持つ妻入の町屋が軒を連ねるのが、景観的特徴であった。写真の民家は、町のほぼ中央にあり、2棟からなる大邸宅である。庄屋等の村役人を務めた家柄で、19世紀中頃には「つぼや」という旅籠屋であったことが知られる。建築年代は、19世紀前半だと考えられる。建築様式は、妻入、切妻造桟瓦葺、正面東側面庇桟瓦葺、右ずまい、縦三間取。別棟は本屋と棟を直交、切妻造桟瓦葺、正面背面庇桟瓦葺、整形四間取。
|