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資料解説
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鹿塩村と大市庄5ヶ村(段上村・神呪村・門戸村・上大市村・下大市村)・蔵人村が、境界を接する山野の利用について争った山論の裁許絵図。表には確定した境界を示す地図、裏には判決の内容が記されている。大市庄5ヶ村は、鹿塩村との境界を超えて松の木を伐採し、川除を崩したこと、蔵人村は、鹿塩村が開発した土地に土砂を持ち込んだことで訴えられている。判決は、検使による見分等の結果、下された。地図には、確定された境界が目立つように太い黒線で引かれ、線上に押印がなされている。また、大市庄五ヶ村には、鹿塩村の川除の柵を崩し、山の木を伐採した罪により、犯人の籠舎・過料が課せられた。本資料は、摂津国を含む五畿内等の民事裁判の裁許を担った、京都西町奉行雨宮正種(対馬)・京都東町奉行宮崎重成(若狭)・京都所司代板倉重矩(内膳)が、蔵人村百姓中に宛てて発給したものである。
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