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資料解説
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南北朝時代に創建された臨済宗旧六湛寺の塔頭の一つである如意庵(明治38年に如意寺と改称)に残された、室町時代以来の過去帳10冊の内のひとつ。如意庵は、戎社(現西宮神社)の門前町として発達した西宮町の東北端に所在していたが、現在は北名次町に移転している。本史料には、室町時代の永正年間(1504~1521)から江戸時代前期の慶安年間(1648~1652)に至る檀徒の命日と、それより古い年代の六湛寺開山虎関師錬(貞和2年/1346寂)、同第2世如意庵開山東州法昌(永徳2年/1382寂)以下歴代和尚らの命日、天文頃(1532~1555頃)越水に在城した三好一族の命日などが記録されている。本文は、命日を見出しとし、見開きで戒名・没年月・俗名・続柄などを記載する形式をとる。原本が年暦を経て見えにくくなったとして、後に写したものであり、慶安期以降の補筆から、書写年代は寛文初年頃(1661頃)とみられる。西宮市指定文化財(昭和62年2月10日指定)。
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