信濃毎日新聞社・長野県・長野県教育委員会・信濃教育会などが協働して昭和26年(1951)から昭和44年(1969)にかけて編纂・刊行された『信濃史料』は、長野県に関する考古資料情報と、古代から江戸時代初期までの古文書などの史料を活字に翻刻し、年代順に編集した30巻32冊、約18,000ページに及ぶ史料集です。
平成26年度、文化庁の補助金を活用し、『信濃史料』のデジタル化に取り組みました。年代順に出来事を記した綱文と、活字化した翻刻文の版面画像をデジタル化し、綱文に含まれる人名・地名や出来事あるいは年代などで史料の翻刻文を検索できるようにしました。なお、遺跡地名表や遺物写真等からなる第1巻の考古資料編はデジタル化の対象からはずしました。
編纂完了から半世紀近く経過し、史料の翻刻文の見直しなども必要ですが、まずは誰でもインターネット経由で信濃の古代・中世~江戸時代初期に関する史料の翻刻文を見ることができるようにし、今後の歴史研究や教育に役立てていただけたらと考え、公開することにしました。
本事業実施にあたっては、県立歴史館・県立長野図書館・長野市立博物館・NPO長野県図書館等協働機構・長野県図書館協会・信濃毎日新聞社・八十二文化財団・信濃史学会・長野郷土史研究会による実行委員会をつくり、協働で事業を進めました。
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