|
分布・由来
|
日本には「ハレとケ」という言葉があるが、ケを日常とするとハレは仏事や祭りのことを意味する。日本各地のハレの日のごちそうには、地域や祭事の内容によって様々な料理が用意されるが、全国ほぼ共通で作られるのは酒や餅、おこわなどである。その餅やおこわの基本的な調理法は蒸すことであり、その道具として考え出されたのが蒸籠であった。中世の頃から軽くて丈夫な曲物の蒸籠が使われていたが、後に木製の箱型に展開してゆき、一度に大量に蒸すことを可能にするため、何段にも重ねて使用できる形式のものが工夫されていった。
|