解題・説明
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表面が大正13年(1924年)の市勢便覧で、裏には1万分の1の大牟田市全図と都市計画図が掲載されている。大牟田市は大正6年に市制を施行し、前年の大正5年には電気化学大牟田工場(現・デンカ)が操業を開始し、大正12年には四山坑で翌13年には宮浦坑で出炭を開始している。また、この時期は石炭から精製される副産物を原料とした石炭化学コンビナートが市内に形成されている時期で、市勢要覧に掲載されている大正13年当時における人口動態・教育・工業・金融・諸産物・交通・衛生など各種データから、大牟田の詳細な情報を得ることができる。
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