立命館 史資料センター/
西園寺公望関係資料デジタルアーカイブ

立命館大学では、これまで学祖 西園寺公望に関する研究を進めてきました。特に、立命館創始120年・学園創立90周年の記念事業の一環として刊行された『西園寺公望傳』は、西園寺公望の生涯を知るうえで必読の書となっています。この『西園寺公望傳』の編纂の際には、西園寺公望の御子孫や外部機関などから史料提供のご協力をいただきました。


こうした史料の一部が、このたび西園寺公望文書として立命館 史資料センターに所蔵されるはこびとなりました。文書115件、書簡69件、書籍10件、写真22件、書画5件、家具12件、その他8件、合計241件(総点数322点)にのぼるこの史料群は、西園寺公望とその養子であった八郎(旧山口藩 毛利元徳八男)に関するものを中心に構成をされています。

履歴書や辞令といった経歴に関するものをはじめ、政治・家政にかかわる書簡、折々の写真や書画、家具など多岐にわたる史料は、元老西園寺公望の足跡をうかがわせるものです。また、雨聲会書画集や公望傘寿祝いの書画からは、文人・政財界人との交流をもつ教養人・文化人としての側面も浮かび上がってきます。


なお、今回公開しました史料については、『西園寺公望傳』の編纂作業と並行して史料群の把握をすすめ、同書4巻・別冊にその成果が収録されております。西園寺公望の生涯などについては、こちらもあわせてご参照ください。


本デジタルアーカイブは、これら史料に関する画像を目録情報、史料翻刻とともに、広く一般に公開するものです。