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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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醉へば寂しがりやになる夫なりき僞名してかけ來し電話切れど危ふし
いさぎよく無視されたきに醉へばまた逢ひたしなどと言ふ夜半の電話に
二年經て机の位置も書棚もそのままなるを不思議の如く夫は眺むる
共に死なむと言ふ夫を宥め帰しやる冷たきわれと醒めて思ふや
死ぬ時はひとりで死ぬと言ひ切りてこみあぐる涙堪へむとしたり
死ぬことしか言はず蹌跟たる夫にいつまでも待つと告ぐる外なかりき
ドラマの中の女ならば如何にか哭きたらむ灯を消してわれの眠らむとする
かかる場合に保障されゐる妻の權利を主張せざれば古しと言はる
ひとたびは葛藤の中に身を投じ質さねばならぬ理路とも思ふ
妻とふ名に執する如き生き方も苦しみてわが超えねばならぬ
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