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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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歌稿(五十音順)(キーワード一覧)
歌稿(五十音順)
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あ
アーチェリーと 今は呼ぶなり (1)
歌稿
洋弓(アーチェリー)の 色あざやかな (1)
歌稿
関連語
洋弓の 色あざやかな
アイスノンを 使ひて夜々に (1)
歌稿
会ひたくは なきかと問はれ (1)
歌稿
相共に よはひかさねし (1)
歌稿
相似たる 兄と妹 (1)
歌稿
曖昧な 生き方ならむ (1)
歌稿
あいまいな 電話のありて (1)
歌稿
喘ぐ呼吸の まにまに街を (1)
歌稿
あをあをと 芦はそよぎて (3)
歌稿
青々と たわむゆくての (5)
歌稿
蒼黒き 闇の匂ひに (1)
歌稿
青竹を 踏むことさへも (1)
歌稿
青竹の 色新しき (2)
歌稿
「青の時代と」 いふがピカソに (1)
歌稿
青麦の 丘のなだりに (1)
歌稿
青麦の 畑に花を (1)
歌稿
青森の 林檎一顆 (1)
歌稿
煽られて 飛び立ちし草の (1)
歌稿
赤々と 房なすなかに (1)
歌稿
赤き火の 混るは悪しと (1)
歌稿
赤く熟れし トマトを支へ (1)
歌稿
あかつきの 夢に白々と (1)
歌稿
商ひの 終はらむとして (3)
歌稿
空き箱を こはして平らに (1)
歌稿
秋深く 臥しゐて聞けば (1)
歌稿
あきらむる 日といきりたつ (1)
歌稿
諦めて なるべきものか (2)
歌稿
悪意とも 思へざりしが (1)
歌稿
悪意まで ゆかざる恣意を (1)
歌稿
あくがれて かけしことなき (1)
歌稿
あけぐれに 咲くといふ蓮(ハチス) (2)
歌稿
関連語
あけぐれに 咲くといふ蓮
明障子 張り替へて年を (1)
歌稿
憧れし のみに帰らむ (1)
歌稿
あこがれに 似たる思ひに (1)
歌稿
朝明けに 送り出す人の (1)
歌稿
朝明けに 帰り来む人の (1)
歌稿
あさがほの 蔓はのぞかれ (1)
歌稿
朝顔は 咲く用意して (2)
歌稿
浅からぬ 罪と思ふに (1)
歌稿
朝の来ぬ 夜はあらじと (1)
歌稿
朝夕に 人の仰ぎて (2)
歌稿
紫陽花の 夕べのいろを (3)
歌稿
朝(あした)より 風のさわだつ (3)
歌稿
関連語
朝より 風のさわだつ
足の先 ふたたび冷えて (1)
歌稿
芦の葉に 切りにし細き (1)
歌稿
足早の 人なりしかな (1)
歌稿
足もとに 目をおとすとき (1)
歌稿
足もとの 明るいうちに (1)
歌稿
足弱を 隠さむとにも (1)
歌稿
預かれる 楽譜返さば (1)
歌稿
明日の無き われかも知れず (4)
歌稿
明日の日も 思ひ見難く (1)
歌稿
校倉を めぐれる雨も (1)
歌稿
校倉の 高床の下に (1)
歌稿
汗知らずと 言ひて買へども (1)
歌稿
新しき 遊び覚えて (5)
歌稿
新しき 獲物を求めて (5)
歌稿
新しき 垣のほとりの (5)
歌稿
新しき 米を賜ひぬ (5)
歌稿
新しき 昆虫図鑑の (5)
歌稿
新しき 数珠のありかの (5)
歌稿
新しき パンの店ありて (5)
歌稿
新しく 切り拓きたる (2)
歌稿
新しく 何かを始むる (2)
歌稿
当たらぬも 当たるもよしと (0)
歌稿
熱き湯の 出でてくるまでの (1)
歌稿
あっといふ 間の鉄橋なれば (1)
歌稿
あてがひし てのひらにふるる (1)
歌稿
あなうらを ひたと地上に (1)
歌稿
アフガンと いふ洋犬は (1)
歌稿
「アプト式 鉄道」と出づ (1)
歌稿
雨脚の やや細りたり (1)
歌稿
雨ざらしと いふ言の葉を (1)
歌稿
余すなく 積みたる藁に (1)
歌稿
あまたなる 声よりわれを (2)
歌稿
あまたなる 少女小説 (2)
歌稿
雨粒を 光らせてゐしが (1)
歌稿
雨多き ころはことさら (1)
歌稿
雨に来て 今日のわれには (1)
歌稿
雨のあとに 置き去られしかの (1)
歌稿
雨のあと 油紋ひろがる (2)
歌稿
雨の音 いたくつめたく (9)
歌稿
雨のなか 何言ひたくて (2)
歌稿
雨の日に 見し石舞台 (1)
歌稿
雨の日の 朝の鏡に (1)
歌稿
雨の日は シートの中に (1)
歌稿
雨のまま 明けむとしつつ (1)
歌稿
雨の夜は 雨の音のみ (1)
歌稿
雨の夜は すさまじなどと (1)
歌稿
雨降れば 忽ち雨に (1)
歌稿
雨やみて また風となる (1)
歌稿
アメリカと 日本の女子バレー (1)
歌稿
鮎たちに 尽くす齢の (1)
歌稿
洗ひたる ブロッコリーに (1)
歌稿
あらかじめ 決めゐし如く (2)
歌稿
あらくれの 犬に戻りて (1)
歌稿
争はぬ 人もあらねば (1)
歌稿
荒立ちて 岩間くぐりし (1)
歌稿
あら、といふ 声に右手を (1)
歌稿
荒縄を 飛ばしつつ (1)
歌稿
あらはして しまへばもろし (1)
歌稿
あらはなる 蕋よりもなほ (1)
歌稿
アラン・ドロン さながらの選手 (1)
歌稿
アリアドネの 糸を渡さん (1)
歌稿
ありあはせの 昼餉といへど (1)
歌稿
ありがとうと せめて一言 (1)
歌稿
蟻地獄に 過ぎゆく時間 (1)
歌稿
蟻地獄は 何事もなく (2)
歌稿
ありのまゝを 描くを好まぬ (1)
歌稿
アルカリを 含めば青き (1)
歌稿
ある地点 まで来て不意に (1)
歌稿
あるとなき 風の速度に (1)
歌稿
ある筈の 菱の実は何に (1)
歌稿
アルバムに 燐寸のペーパー (1)
歌稿
荒れ狂ふ 夜の無き如く (1)
歌稿
荒れ著き ひと日となりしか (1)
歌稿
荒れて 濁りてゐし水の (2)
歌稿
あはあはと 紫陽花咲けり (1)
歌稿
あはあはと けばだつ糸を (1)
歌稿
あはあはと 拡げて霞草を (1)
歌稿
あは雪の 溶けむとしつつ (1)
歌稿
暗号は 解き得ぬままに (1)
歌稿
暗黒の 傾斜果てなく (1)
歌稿
安全圏は この家のなか (2)
歌稿
あんパンを 人数分持ちて (1)
歌稿
い
言ひかはす 言葉は凍てて 電光の (1)
歌稿
言ひがたき 何かを抑へ (1)
歌稿
言ひつのる 側(がは)の勝つとも (1)
歌稿
関連語
言ひつのる 側の勝つとも
言ふほどの ことにあらねど (2)
歌稿
癒えがたき 病告げ来し (2)
歌稿
癒えぬまま 又夏は耒て (1)
歌稿
いかならむ 立願をして (1)
歌稿
いかにして 避けて通らむ (2)
歌稿
生き生きと わがあるものか (1)
歌稿
生きゐても ゐなくても何が (1)
歌稿
息かけて 眼鏡を拭きて (1)
歌稿
息詰めて 待つ時間あり (1)
歌稿
生きてゐる 紅薔薇なれば (1)
歌稿
生きて甲斐 あるいのちならねど (1)
歌稿
生きてゆく いつにかはらぬ (2)
歌稿
息とめて ゐる数分に (1)
歌稿
生きのびて 争ふことも (1)
歌稿
生きゆくに 必死の日あり (1)
歌稿
幾重にも 稲架(はさ)をめぐらせ (1)
歌稿
関連語
幾重にも 稲架をめぐらせ
幾十年 以前のことか (1)
歌稿
幾たびか 上空をゆく (1)
歌稿
幾たびも 書きては消して (3)
歌稿
幾たびも 画面をはづれ (3)
歌稿
幾たびも 聞きて忘るる (3)
歌稿
いくたびも コピイの残の (5)
歌稿
いくたびも 倒るるものを (5)
歌稿
いくたびも 問ひ直されて (5)
歌稿
いくたびも 飛行きがゆき (5)
歌稿
いくたびも 見失ひつつ (5)
歌稿
いくたびも わが手をのがれ (5)
歌稿
幾つもの 鳥のむくろを (1)
歌稿
幾つもの 目がわが顔に (1)
歌稿
幾日を こころ騒がせ (2)
歌稿
いくばくか かかはりあるや (2)
歌稿
幾本も ゼムクリップの (1)
歌稿
幾万の ボートピープル (2)
歌稿
生くるとは 戦ひなりや (1)
歌稿
生ける限り かくは苦しみ (1)
歌稿
磯魚(いさな)とる 伏屋まばらに (1)
歌稿
関連語
磯魚とる 伏屋まばらに
いざよひの 空を見をれば (1)
歌稿
石垣の 銃眼も今は (1)
歌稿
意識して 離しし距離に (2)
歌稿
遺子たちの 走り回るを (1)
歌稿
石段の 一段一段 (1)
歌稿
石になど なりてはならず (1)
歌稿
医師の側より 歌はれをれば (1)
歌稿
石舞台の そばだつ野辺も (1)
歌稿
石よりも鳥よりも小さく (1)
歌稿
椅子の背に 何かかけおく (1)
歌稿
いづこへか のきしごとくに (1)
歌稿
いづこかで 必ず辻褄を (1)
歌稿
いづこかの 火山の煙の (1)
歌稿
いづこなる 沼とも知れず (3)
歌稿
いづこにか 大き力を (3)
歌稿
いづこにか 水の音して (3)
歌稿
いづこにか 見ていまさむと (3)
歌稿
いづこにて 貰ひし風邪か (1)
歌稿
いづこに ひそみてゐたる (11)
歌稿
いづこにも あるにあらずや (4)
歌稿
いづこより 採光されて (5)
歌稿
いづこより さす月かげに (5)
歌稿
いづこより 迫りて大き (5)
歌稿
いづこより 匂ひてくるや (5)
歌稿
いづこより 見たるセダンか (5)
歌稿
いづこより 見てゐにけむと (5)
歌稿
いづこより 見にし景色か (5)
歌稿
イスラムの 世界は思ひ (1)
歌稿
急がるる 工事にあらむ (1)
歌稿
いたいたしく いらだちたまふ (1)
歌稿
いただきし おみくじは吉か (1)
歌稿
痛手持つ 心にしみて (1)
歌稿
板の間と いふ広き域を (1)
歌稿
いたぶらるるを 覚悟してゐしに (1)
歌稿
痛みより 解かれしや否や (1)
歌稿
イタリアの 春はいかにか (1)
歌稿
射たれたる 乗り手のそばに (1)
歌稿
一陣の 風にも消えむ (1)
歌稿
一の女 三の女の (1)
歌稿
いち早く 白の靴はく (1)
歌稿
いちはやく 着きしつばくろ (1)
歌稿
いち早く 花大根の (1)
歌稿
一番下に なりゐし柚子の (2)
歌稿
一秒が 大きく動く (1)
歌稿
一望に 芦は茂れど (1)
歌稿
市女笠、侍女を従へ (1)
歌稿
市女笠の 形に雪を (1)
歌稿
一面に 頭上を覆ふ (1)
歌稿
一里塚の 榎のほとり (1)
歌稿
一列に 並びて生くる (1)
歌稿
一列に 灯をちりばめて (2)
歌稿
一羽一羽の 重さは測らるる (1)
歌稿
いつかまた ファーのコートと (1)
歌稿
一句一句 皆辞世ぞと (1)
歌稿
一軒家と 昔は呼ばれし (1)
歌稿
いつしかに 桜は過ぎて (1)
歌稿
一瞬の 間(かん)にのがれて (1)
歌稿
関連語
一瞬の 間にのがれて
いつ知れず 百合の花粉の (1)
歌稿
一心に 滝に打たるる (1)
歌稿
いつとなく 体ちぢまり (2)
歌稿
いつになく 雀あつまり (1)
歌稿
いつの日か ちりちり松葉 (1)
歌稿
いつの日に 見しや蓮田の (2)
歌稿
いつの日の 記憶と知れぬ (2)
歌稿
いつの間に ガラス割れ棧の (2)
歌稿
いつのまに 消えてしまへる (2)
歌稿
いつのまに 薬効きゐて 裁ちしまゝ (2)
歌稿
いつのまに 石榴は実り (2)
歌稿
いつのまに 車体の色を (2)
歌稿
いつのまに 波ををさめて (2)
歌稿
いつのまに バスのボデイの (2)
歌稿
いつのまに 春もたけゐて (2)
歌稿
いつの世の 傷とも知れず (1)
歌稿
いつの世の こととも知れず (1)
歌稿
いつの夜の 雪と知らねど (1)
歌稿
いつの世の われなりにしや (1)
歌稿
いつの夜も 髪を乱せる (1)
歌稿
一方の ピンチが敵方の (1)
歌稿
いつまでも 帰りたくなき (3)
歌稿
いつまでも 来ぬバス待ちて (3)
歌稿
いつまでも 残のまゝある (3)
歌稿
いつ見ても 人影あらず (2)
歌稿
いつ見にし 記憶ともなく (1)
歌稿
いつも風の やうにありたき (1)
歌稿
いつよりか 体の中の (2)
歌稿
いつよりか 黒の羊の (2)
歌稿
いつよりか 人の心に (2)
歌稿
偽りを 言はずにすめば (1)
歌稿
出でて来し 匂ひ袋は (2)
歌稿
糸切り歯の 機能のかそか (1)
歌稿
糸くづの ごとくこぼれつ (1)
歌稿
いとせめて 酔ひて哭かなむ その果てに (1)
歌稿
糸の目の 粗く浮きゐる (1)
歌稿
稲妻の ごとく光りて (2)
歌稿
いなびかり 沖へ走りて (1)
歌稿
いにしへの くらがりのなか (2)
歌稿
いにしへの 武将の隠し (2)
歌稿
いにしへも 同じ形に (1)
歌稿
犬小屋の まはりも掃き (1)
歌稿
犬の子は 白き和毛(にこげ)に (1)
歌稿
関連語
犬の子は 白き和毛に
犬も猫も 老いては耳の (1)
歌稿
犬鷲は 畦の赤児の (1)
歌稿
命かけて 吸ふ煙草かと (1)
歌稿
井の水は やはらかしとぞ (1)
歌稿
いぶかしき ことのふえゆく (2)
歌稿
いま一度 降る春の雪 (1)
歌稿
今更に 何迷ふやと (1)
歌稿
今しがた 建築現場を (2)
歌稿
今少し 今少しとぞ (2)
歌稿
今のわれは 迷ひの器 (1)
歌稿
妹を 仏と思ふ (1)
歌稿
妹が ゐて母がゐて (1)
歌稿
妹の 在りしころより 缶切りも (6)
歌稿
妹の 戒名の美しき (6)
歌稿
妹の 手は小さくて (6)
歌稿
妹の 名に呼ぶ鳥を (6)
歌稿
妹の みまかりしあとは (6)
歌稿
妹の 命日なれば (6)
歌稿
妹も 姉も世に亡く (5)
歌稿
妹も 妹の友も (5)
歌稿
妹も 母も世に亡く (6)
歌稿
妹も 父母も見ず (5)
歌稿
いらいらと 煙草喫ひ又 (1)
歌稿
いらだちて 罵る朝も (2)
歌稿
入り海は 曇りに凪ぎて (1)
歌稿
入り海は 水母の多き (1)
歌稿
いろいろの 女の傘を (1)
歌稿
岩を裂く 小さき滝の (1)
歌稿
言はざりし ことをよみせむ (1)
歌稿
言はるるままに 言はれ置かむと (1)
歌稿
インテリには 珍しく冷たからず (1)
歌稿
飲料水の 心配などせずに (1)
歌稿
う
魚編を 引かむに重き (1)
歌稿
迂回して 橋を渡りて (6)
歌稿
家族(うから)らは みな道連れに (1)
歌稿
関連語
家族らは みな道連れに
浮き出でて 日の差す鞠の (1)
歌稿
浮世絵の なかに降る雨 (1)
歌稿
動きたき なべてが動ける (1)
歌稿
動くことを やめし起重機 (1)
歌稿
動くとも あらざりし陽の (1)
歌稿
失はれたる もののありき (1)
歌稿
うしろから 来る人の会話 (1)
歌稿
うす色の スカーフひるがえす (1)
歌稿
うすものを 仕舞はむとして (1)
歌稿
失せものに 気をつけろといふ (1)
歌稿
うたといふ 細道を通る (1)
歌稿
歌詠みの 撮り耒し小さき (1)
歌稿
うちつけに 花びらを水に (1)
歌稿
うちとけぬ 日々にも慣れて (1)
歌稿
美しき 少女に清水 (3)
歌稿
鬱陶しき 存在となりて (1)
歌稿
うつりあふ 家具も明るく (1)
歌稿
映りゐし 石ころの如き (1)
歌稿
移りゆきし 向ひの家の (1)
歌稿
遷りゆく 思ひとめどなく (1)
歌稿
乳母車の みどりごも花を (1)
歌稿
奪はれし 自由の一つ (1)
歌稿
うぶすなの かの灯籠の (1)
歌稿
馬の匂ひ 嗅ぎたる如し (1)
歌稿
生れ変る とも又女に (1)
歌稿
海こえて み仏の流れ (1)
歌稿
海に遠き 町にのみ住みて (1)
歌稿
海の彼方 動乱ありと (1)
歌稿
海の話 山の話も (1)
歌稿
海見ゆる 窓をなぞへに (1)
歌稿
埋め立てて 遠くなりたる (3)
歌稿
裏の裏まで 見なくてすみて (1)
歌稿
裏のまだ つかぬオーバー (1)
歌稿
売られたる 牛らは何を (1)
歌稿
うら若き 母持てる子と (1)
歌稿
うら若き 保母に抱かれし (1)
歌稿
うろ覚えの 足取りを追ひて (1)
歌稿
うろ覚えの ことはあくまで (1)
歌稿
運命と いふを思はす (1)
歌稿
え
エアコンを 切り替へて不意に (1)
歌稿
エアコンの 風に炎の (1)
歌稿
鋭角に そばだつ谷の (2)
歌稿
ABC 順なりにしが (1)
歌稿
英文科に ありし妹の (1)
歌稿
描かれし 風景の上を (1)
歌稿
ゑがきたき ものみな失せて (1)
歌稿
駅前の 広場を抜けて (2)
歌稿
ゑぐられし 眼球二つ (1)
歌稿
蝦夷梅雨と 呼ばれて降ると (1)
歌稿
蝦夷の名と 今も忘れず (1)
歌稿
エラー見て 大観衆は (1)
歌稿
鰓呼吸 より解かるると (1)
歌稿
選びたる 道を来りて (1)
歌稿
襟元に 寒しエアコンの (1)
歌稿
エレベーターに 降り来む人を (2)
歌稿
絵蝋燭が 三本並ぶ (1)
歌稿
絵ろうそくの 絵の菊の花 (1)
歌稿
遠景の 近づく如く (1)
歌稿
円卓を 囲む二時間 (1)
歌稿
縁日に 何を売るより (1)
歌稿
縁日は いづこなりしか (1)
歌稿
お
オアシスの かなたの風の (2)
歌稿
追ひかけて 来し自転車は (1)
歌稿
老い母を 伴ひゆける (2)
歌稿
黄金に 飾られて死後は (1)
歌稿
黄土いろ なす麦畑 (1)
歌稿
大分の 冬は如何にか (1)
歌稿
大いなる スパナの形 夢に来て (2)
歌稿
大いなる マスクのままの (2)
歌稿
大写しと なれる冬芽の (1)
歌稿
大柄の 絣なりにし (1)
歌稿
大き音を 立てゐしわれの (1)
歌稿
大きさの まちまちにして (3)
歌稿
大き手に 千切られて浮く (1)
歌稿
大きなる 白の芍薬 (1)
歌稿
大き耳 垂れし小犬を (1)
歌稿
大き輪を 持つ土星の絵を (1)
歌稿
大空に 道はありとも (1)
歌稿
大粒の 黒の真珠を (1)
歌稿
大粒の 葡萄をむきて (1)
歌稿
大橋の 架かれる今も (1)
歌稿
祖母(おほはは)の 寝物語の (2)
歌稿
関連語
祖母の 寝物語の
尾を曳く やうな形となりて (1)
歌稿
尾を振りて 道に遊べる (1)
歌稿
大宮に 住むわれも京都に (1)
歌稿
おほよそは 立ち入りがたき (1)
歌稿
御菓子と いふもをかしければ (1)
歌稿
起き出づる よすがとなるも (1)
歌稿
起きゐても 仕方がないと (1)
歌稿
置き去りの 自転車見れば (1)
歌稿
置き手紙 短く書きて (1)
歌稿
オキナグサ ほほけて吹かれ (1)
歌稿
沖縄の 人の作れる (1)
歌稿
沖縄の 姫の作れる (1)
歌稿
起きぬけに 桔梗ひともと (1)
歌稿
沖よりの 風になびきし (1)
歌稿
屋上に 眺めてあれば (1)
歌稿
屋上の コートにテニス (1)
歌稿
臆病に なりたるしるし (1)
歌稿
奥ふかく ねがひ持ちて (1)
歌稿
奥まれる 祠の窓の (1)
歌稿
送り火を 焚かむとをれば (1)
歌稿
送り火の 消えて幾たり (1)
歌稿
幼き日 長崎絵にて (4)
歌稿
幼くて はらからつどひ (3)
歌稿
をさな子を 二人まきこむ (1)
歌稿
幼子が 運び入るるに (1)
歌稿
幼子に 帰れるごとく (3)
歌稿
幼子に 連凧見せて (3)
歌稿
幼子の 背の丈ほどの (5)
歌稿
幼子の 手を引く母も (5)
歌稿
幼子の ひしと握れる (5)
歌稿(明治記念綜合大会)
幼子の 見つめてやまぬ (5)
歌稿
教へ子の 一人も整理 (1)
歌稿
おしのけらるゝ のみの生きざまは (1)
歌稿
襲ひゆく 勢ひを見す (1)
歌稿
遅くまで 点し火花の (1)
歌稿
お祖師さまの 祭りに赤き (1)
歌稿
おちつかぬ 思ひなりしが (1)
歌稿
落ち尽くす まで待ちてみむと (1)
歌稿
落ち葉積む 上にこぼれし (1)
歌稿
音粗く 日は経つものか (2)
歌稿
おとがひの 長き百済の (1)
歌稿
落とし来し ライター思へば (1)
歌稿
落としたる 何とも知れず (3)
歌稿
音立てて ころがるならむ (3)
歌稿
音立てて 咲くといふ (4)
歌稿
音立てて しじに動くは (3)
歌稿
音立てて 散りしならずや (3)
歌稿
音立てむ ばかりかさねて (1)
歌稿
踊って踊って そのまま戻らぬ (1)
歌稿
訪ひて 来し民生委員の (1)
歌稿
音のせぬ 車のひたと (1)
歌稿
音のなき 球体ならめ (1)
歌稿
音までは 覚えてゐなくて (1)
歌稿
をとめの日 四年を奈良に (1)
歌稿
をとめ二人 ボートに乗せし (1)
歌稿
音もなく 低く焔を (2)
歌稿
音もなく 人の殖えくる (2)
歌稿
衰へし 薔薇のたちまち (1)
歌稿
衰へて よろぼふさまを (2)
歌稿
同じ病に 苦しむ人の (1)
歌稿
同じやうに 去年も問ひにき (1)
歌稿
鬼などの ゐるを言はれて (1)
歌稿
おのづから 双手の指の (2)
歌稿
おはらひを 受けしグリーンの (1)
歌稿
覚えなくて よきことも覚え (1)
歌稿
思ひゐし よりも手早く (2)
歌稿
思ひ出づる ことのはろけく (2)
歌稿
思ひ出づる 言葉は寒し (2)
歌稿
思ひがけず ガラスに映り (1)
歌稿
思ひ出は 走馬灯のごと (1)
歌稿
思ひのほか 空やはらかく (1)
歌稿
思ひみる 理由といふも (1)
歌稿
思ふことの 成らざらむ日を (1)
歌稿
思ふさへ うとましき日の (2)
歌稿
思ふさま 言ひゐたりしか (1)
歌稿
思ふさま 朱線を引くも (1)
歌稿
おもかげが 先に目に湧き (1)
歌稿
おもかげの 異なる村に (1)
歌稿
おもちゃの銃に 撃たれて死ねば (1)
歌稿
思ほえず めがねをかけたる (1)
歌稿
思ほへば 風媒花なる (2)
歌稿
おもむろに 語り出でつつ (2)
歌稿
思はざる 偽りも言ひて (4)
歌稿
思はざる 視野はひらけて (4)
歌稿
思はざる 長居を強ひて (4)
歌稿
思はざる 人の心も (6)
歌稿
親元を はなれて学び (1)
歌稿
をりをりに 思ひ出でては (2)
歌稿
をりをりに 帰る意識に (1)
歌稿
をりをりに 書き出され又 (1)
歌稿
をりをりに ガラスを拭きて (1)
歌稿
をりをりに から回りのやうな (1)
歌稿
をりをりの 思ひのごとく (3)
歌稿
をりをりの 父の言葉も (2)
歌稿
折り紙に オルガンを折り (1)
歌稿
折り鶴の 尾よりほどけて (1)
歌稿
降りて来し 子雀の背に (1)
歌稿
降りて来て 眺めてはまた (2)
歌稿
をりふしに 痛き言葉も (2)
歌稿
をりふしに 水は光を (2)
歌稿
オルゴールの トロイメライが (1)
歌稿
オロシアの 大投手日本に (1)
歌稿
終らすすべは つひになかりき (1)
歌稿
追はれても 走り得ざりば (1)
歌稿
温室の 高温多湿 (2)
歌稿
おん寺に 防火訓練 (1)
歌稿
オンドルに まどゐするころ (1)
歌稿
女ゆゑ かかるよろこびも (1)
歌稿
女らしく やさしくゐたる (1)
歌稿