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堺市史第七巻（（三）德泉菴）

（三）德泉菴 【位置】德泉菴は南旅籠町東三丁南宗寺の境内にあつて、同寺塔頭の一に列してゐる。 / （三）德泉菴

堺市史第七巻（（二六三）松江遠貞）

深く佛教を信じ、頗る德泉菴の爲めに盡力した。,【墓所】元祿五年八月二十八日、壽六十二歳を以て逝去し、德泉菴に葬つた。法號を安齋宗靜居士といふ。

堺市史第七巻（（二六一）松江宗安）

宗安の母は譽田屋德隣の女で、法號を德泉宗清大姉といひ、共に其墓碑が南宗寺の枝院德泉菴にある。,（嬉遊笑覽卷一、近代世事談、安齋隨筆）【德泉菴創剏】宗安資性孝順、佛教を信じ、母氏の冥福を祈り、慶安元年功德場,を南宗寺内に建て德泉菴と號し、紫野大德寺の清巖宗渭を請して開山とした。

堺市史第七巻（（七四）天倫宗忽）

國英法鑑禪師塔銘、續日本高僧傳卷第五）【臨江菴修養】明曆元年堺の臨江菴に座禪し、硏鑽久しうして、七年閏二月德泉菴,【德泉菴入】八月紫野の聚光院に移り、十年八月又德泉菴に到り、是歳の冬、一路庵主宗休の請により、傳心法要,を講じ、其後屢々德泉菴に入つた。,【祥雲寺住職】六年四月祥雲寺に居り、八月德泉菴に移り、大德寺の塔頭聚光、高桐兩院の住職を兼ねた。,（南宗寺落慶供養之偈幷序）天和元年十一月又堺に赴き、德泉菴に移つた。

堺市史第七巻（（九六）譽田屋宗宅）

南宗寺の塔頭德泉菴は、宗安が母の功德場として建立したものである。（松江宗安墓碑銘）

堺市史第七巻（（五八）清巖宗渭）

（紫巖譜略）德泉菴は慶安二年松江宗安が、其母德泉の追福の爲めに建てたもので、（松江宗安墓誌）方丈の扁額,、德泉菴の三大文字は卽ち清巖の筆蹟である。

堺市史第七巻（（八三）松江宗訥）

（松江宗訥墓表）南宗寺の塔頭德泉庵に其墓碑がある。

堺市史第七巻（（六）廢集雲菴）

（六）廢集雲菴【位置】集雲菴址は南旅籠町東三丁南宗寺境域の東北隅、德泉菴の東にある。

堺市史第七巻（（一六五）具足屋宗專）

（高木家譜略）【茶道に通ず】【交友】宗專茶湯に通じ、（數寄者名匠集）南宗寺の塔頭德泉菴の開山清巖宗渭とは

堺市史第七巻（（八）今井兼隆）

を以て宗呑とし、歿年を寬永十年三月八日に、法名を紹仙に作るも、祥雲寺略記並びに舊禪樂寺の遺物で、現に德泉庵

堺市史第七巻（（二六四）中村宗治）

寬文七年八月天倫宗忽の堺德泉菴に來るに際し、宗治祖先追福の爲に一寺を創め、開祖たらんことを請ふたが、未

堺市史第七巻（（一）禪樂寺）

（一）禪樂寺【所在】禪樂寺は南旅籠町東三丁字内農人町にあつたが、明治四十一年南宗寺境内德泉庵へ合併

堺市史第七巻（（九）廢禪樂寺）

然るに明治末期佛堂、樓宇悉く廢壞し、庭園荒蕪し、（堺市史蹟志料）【併合】遂に同四十一年六月德泉菴に併合

堺市史第七巻（（一）南宗寺）

（南宗寺歷世年譜）　【清巖復興に努む】清巖宗渭は當寺内に德泉菴及び臨光庵を開き（松江宗安墓誌）又正保四年六月海部屋甚右衞門,間隆替變遷の數を免れず、【諸塔頭の變遷】寬永十一年の南宗寺諸法度には九塔頭を擧げ、其中海會寺は獨立し、德泉菴,には利德菴の名再び現はれ、寶永元年の堺南北寺院塔頭之諸出家印鑑帳に移春菴見え、新に吸江菴の名が現はれ、德泉菴内,弘化年間の塔頭】弘化三年十二月の寺院組合帳に據ると、當時塔頭は天慶院、在中菴、心甫菴、吸江菴、集雲菴、德泉菴,卽ち集雲菴は全く退轉し、其他も多くは荒廢し、僅に德泉菴、寶光菴、天慶院、臨江菴等を殘すのみとなつた。

堺市史第七巻（（一）南宗寺）

【山門】門内參道を南へ瓦葺重層樓の山門の傍（甘露門）を東へ進めば、右に塔頭寶光菴、左に大德寺末の德泉菴

堺市史第七巻（插入圖版目次）

第五十八圖版　谷　宗印畫像　（堺市祥雲寺所藏）・・・・・・・・三〇七第五十九圖版　具足屋宗專木像　（堺市德泉庵所藏

堺市史続編第六巻（[と]）

-654，3-180 徳政一揆　　　1-401，439～441 　――の原因　　　1-438 徳泉庵

堺市史第七巻（目次）

・・・・・・・・六〇〇（一）南宗寺・・・・・・・・六〇〇（二）臨江菴・・・・・・・・六一九（三）德泉菴