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堺市史第七巻（（一）廢高渚寺）

（一）廢高渚寺 【開創】高渚寺は僧行基の開創である。,清淨土院と高渚寺との關係は如何であつたか、高渚の地に於て兩寺相對立して居つたか、或は又高渚寺は清淨土院,【通稱】或は清淨土院の所在地が高渚であつたので遂に本號を呼ばずして、高渚寺と通稱せらるゝに至つたものか,、或は高渚五院とあるにより、清淨土院は高渚寺の一塔頭であつたかとも想はれる。,案ずるに北莊の地は攝津國住吉郡に屬し、和泉國大鳥郡に屬する高渚寺の、北莊にあるべき理由はない。 / （一）廢高渚寺

堺市史第七巻（（一九）高渚寺址）

（一九）高渚寺址【所在異説】行基開創と傳へてゐる高渚寺は堺の南方にあつた事だけは認められるが、其地點,【高渚寺と清淨土院】元來高渚寺は續日本紀光仁天皇寶龜四年十一月の條に初見し、行基年譜には其事を記さず僅,所謂清淨土院と高渚寺とが別寺か同寺かは硏究する餘地はあるが、清淨土院に高須塔と註し、清淨土院を記した行基年譜,に高渚寺を記さないのは同一寺院を一は地名、一は寺名に據つたのではなからうか。,若此類推が比較的正しとすれば、高渚寺の所在は清淨土院の所在を知れば足るのであるが、同院の所在は行基年譜 / （一九）高渚寺址

堺市史第七巻（（四）七道）

（一）高渚寺の七堂伽藍があつた爲め。,然し此説は傳説の根幹をなす高渚寺の所在地が市の北方（高渚寺址參照）ではなかつたから否定すべきである。

堺市史第七巻（（一）行基）

其畿内に創建した諸寺院の中、【高渚寺】和泉の高渚寺は大鳥郡葦田里にあり、鹽穴鄕に屬する。

堺市史第七巻（目次）

・・・・・・・・七〇三（三）廢金光寺・・・・・・・・七〇三第九節　其他・・・・・・・・七〇五（一）廢高渚寺,（一七）善法寺址・・・・・・・・七八六（一八）今池辨天堂址・・・・・・・・七八七（一九）高渚寺址