（二）魚店（うをんだな） 【魚類商の集團區域】一面漁港としての堺に魚商集團區域の現れるのは當然で、古來有名,今日魚棚兩町は俗稱に殘り、【魚店】鹽物棚町は鹽物干物類を扱ふ問屋が軒を並べて魚店（うをんだな）と稱してゐる,從つて今日の魚店は所謂往時の鹽物屋の集團區域に當り、其北端宿院御旅所と阪堺軌道宿院停留場との間も元祿二年,此外弘化四年堺（南北東西）申唱町名獨案内には櫻之町西二丁（大道から五筋西）を魚店と稱してゐるが、現在では,第百五十二圖版　魚店（宿院町宇東六間筋） 第百五十二圖版　魚店（宿院町宇東六間筋） / （二）魚店（うをんだな）

附近には活動寫眞館を始め、各種興行場、宿院青物市場、山之口筋、魚店等の市場があつて、絶えず雜踏してゐる

第百五十一圖版　息心漫談　（堺市米谷甚三郞氏所藏）・・・・・・・・八五八―八五九 第百五十二圖版　魚店

・・・・・・・・八六六 第四節　名所・・・・・・・・八六七 （一）芦原濱・・・・・・・・八六七 （二）魚店