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(一四)津川右衞門尉

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 津川右衞門尉、姓は源、其名は詳かでない。斯波義銀入道三松軒の弟である。共に國亂により漂浪し、韜晦して或は醫療を業とし、或は畫工となり、【堺來寓】終に堺に來寓した。畠山高政之を知つて扶助を加へ、信長に告げ、共に信長に仕官したといふ。(續本朝畫史卷下)永祿頃の人である。(日本書畫名家編年史三)