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(一一四)天王寺屋了雲

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 天王寺屋了雲は堺の茶人で、津田宗及の門人である。曾て南蠻胡銅釣船の花入を所藏した。【船形茶入の始】これは船形花入の始めで銘を華滴と號した。後、堺の高石屋四郞左衞門の手に移つた。(數寄者名匠集)