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第一編 人物誌
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第二章 全盛期(足利時代より豐臣時代迄)
(一四九)國康
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【堺の銃工】
國康
は堺の鐵砲鍛冶で、名手の譽れがあつた。永正の頃相模小田原の玉龍坊と稱する修驗者が、堺から鐵砲を求めて之を北條氏綱に獻じた。次いで氏綱の子氏康は、堺の鍛工
國康
を招き下して、多數の鐵砲を製作せしめたと云はれてゐる。(
堺鑑
下)