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第一編 人物誌
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第三章 爛熟期(大阪陣より明治維新迄)
(七七)日利
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日利
字は春利、
隆眞院
と號した。【堺人】堺の人で、身延山日筵の法弟である。【六條中村两談林の化主】中村談林(下總香取郡)に學び、六條談林(京都)の化主となり、紀州の蓮心寺に住し、遂に中村談林の化主となつた。【
妙顯寺
二十世】後江戸谷中の延命院に隱栖し、讀誦唱題を事とし、次で
妙顯寺
を嗣ぎ、第二十世に上つた。元祿十三年八月朔日示寂した。享年六十一。(本化別頭佛祖統記)