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第一編 人物誌
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第三章 爛熟期(大阪陣より明治維新迄)
(一三一)竹田圓玖
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【堺の名醫】
竹田圓玖
は堺の名醫で、法諱を圓玖と號した。
阿佐井野氏
の一族に當り、
竹田藥師院
の院主である。
澤庵
宗彭に參し、
石林
と稱した。人と爲り溫容、其術を受くるものが頗る多かつた。【古今傳授を受く】傍ら歌道に通じ、肖柏流の古今傳授を受けた。(明暗雙雙集卷之一、二、明翰抄)寬永二年八月朔日、享年八十一歳を以て歿した。(明暗雙雙集卷之一、二)
第五十五圖版
竹田圓玖
和歌短冊
第五十五圖版 竹田圓玖和歌短冊