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第一編 人物誌
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第三章 爛熟期(大阪陣より明治維新迄)
(二〇二)玉皋院
344 ~ 344 / 897ページ
【
上條氏
の女】
玉皋院
は
上條氏
の女、才高く智慮勝れ、能く家事を治めた。【和漢の學に通ず】【寫經に精進す】和漢の學をよくし常に源氏物語を愛誦し、晚年篤く佛教を信じ、一百一字の法華經を書寫した。(墓誌)【墓所】文政十年八月二十六日享年七十四歳を以て歿し、
遍照寺
先塋の次に葬つた。法諱を
玉皋院
瑞譽貞正容倫大姊といふ。(
遍照寺
過去帳)