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(二〇二)玉皋院

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 【上條氏の女】玉皋院上條氏の女、才高く智慮勝れ、能く家事を治めた。【和漢の學に通ず】【寫經に精進す】和漢の學をよくし常に源氏物語を愛誦し、晚年篤く佛教を信じ、一百一字の法華經を書寫した。(墓誌)【墓所】文政十年八月二十六日享年七十四歳を以て歿し、遍照寺先塋の次に葬つた。法諱を玉皋院瑞譽貞正容倫大姊といふ。(遍照寺過去帳)