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第一編 人物誌
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第三章 爛熟期(大阪陣より明治維新迄)
(二四五)夕陽菴弘永
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夕陽菴弘永
其姓氏は明かでない。【堺の俳人】堺の人で、後
天王
寺村に卜居し導と改めた。【松江重賴の門人】俳諧を松江重賴に學び、晚年師風を變じて異體の句を吟じた。或は弘永は重賴の門葉でなく、其知友だともいはれてゐる。【家集】家集に
獨吟集
がある。歿年世壽は詳でない。案ずるに寬文の末頃の人であらう。(誹家大系圖)