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(九)寶光寺

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 寶光寺普遍山と號し、【位置】中之町東三丁字九艘小路にあり、眞宗本派本願寺末で、寺格は永代上座二等に列してゐる。【沿革】正安二年伊豫越智郡大濱の人河野七郞通廣法諱了順一寺を河内若江村に創立し、寶德二年住職性順之を當地中小路に移轉再建した。(寶光寺調査書、親鸞上人繪傳裏書)【本尊】本尊は傳安阿彌作阿彌陀如來で、【堂宇】本堂、庫裏、客殿、鐘樓、長屋門、供待部屋あり、境内三百五十一坪。(社寺明細帳)【什寶】什寶に傳惠心僧都筆釋迦像一幅、傳法然上人自畫像一幅、同自作木像一軀、惠燈大師筆六字名號一幅、本阿彌光悅筆三十六歌仙和歌一卷等がある。

第九十八圖版 親鸞上人繪傳裏書