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新札幌市史 第1巻 通史1
(エミシと粛愼)
エミシと
粛愼
なお阿倍臣の北征について、斉明四年の記事に「是の歳、越国守阿倍引田臣比羅夫、
粛愼
(
ミシハセ
ノクニ・アシハセ,阿倍臣の北海道遠征を確かめられる記事なのだがこの記事は、斉明五年の条に「或本に云ふ、阿倍引田臣比羅夫
粛愼
,以て
粛愼
四七人に饗(あ)へたまふ」と、
粛愼
来朝の記事がみえる。,
ミシハセ
ノシラシュエソウ)とに錦の袍袴(きぬはかま)、緋紺の絁(ひはなだのふときぬ)、斧等を賜う」(日本書紀,には
ミシハセ
のほかアシハセの訓みがあり、靺鞨はアシハセと訓み、
粛愼
の後裔とされているので、靺鞨が北海道 / エミシと
粛愼
新札幌市史 第1巻 通史1
(文化の複合)
渡島では〝
肅愼
(
みしはせ
)〟という人たちと交戦したという記事がある。 ,この
肅愼
は、後に説明するオホーツク文化人の可能性がある。
新札幌市史 第1巻 通史1
(阿倍臣の北征)
は案内者として陸奥の蝦夷を自らの船に乗せ、大河の畔に至って、渡島蝦夷の要請で、彼等と対峙する
粛愼
(
ミシハセ
,はじめ阿倍臣が船を遣わして
粛愼
を招いたが、来ないので、綵帛(しみぎぬ)、兵䥫(つわものねりがね)等を海畔,に積んで無言の交易を求めたところ、
粛愼
が船師をつらね、羽を木にかけて旗として近づいて来て浅瀬にとまり、,換えた衫を脱ぎ置き、さらに提げた布も置いて船に乗って去ったので、阿倍臣は船をやって喚んだが、応ぜずに
粛愼
,島に帰り、柵に拠って戦となり、能登臣馬身龍(のとのおみまむたつ)が戦死するほどの激戦となったが、遂に
粛愼
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