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新札幌市史 第3巻 通史3
(大正初期の拓北農場)
大正初期の
拓北農場
次に篠路支場の状況をもう少し詳細にみてゆこう。,
拓北農場
の支場として再編成される直前の同支場は、『北海道
農場
調査』によれば次のように記されている。,一 、
農場
名
谷農場
二 、位置 札幌郡篠路村字興産社 三 、所有者及管理人 所有者 岩崎久弥 ,ニシテ契約期限ハ一ヶ年毎ニ改ム 八 、主要農作物ノ種類及最近一ヶ年ノ各生産額 燕麦 九千六百石 九 、
農場
在住者, 農話会 一 作物品評会 一 十一 、其他特殊ノ施設及其規約等ノ概要 貯金奨励法ノ設アリ 十二 、
農場
附近交通 / 大正初期の
拓北農場
新札幌市史 第3巻 通史3
(争議の背景)
そもそも
拓北農場
の前身は、その所在地が字興産社である点からも推察されるように、徳島県の豪農滝本五郎らの,かくして翌三十八年より、興産社
農場
は
谷農場
と呼ばれるようになったが、当時の同
農場
は興産社時代に入植した,札幌郡篠路村の中央部に位置し千余町歩の大地積を抱擁する
拓北農場
篠路支場の現小作人百余戸中大部分は、明治十九年,すなわち、興産社
農場
を買収した
谷
は、四十二年にこの
農場
を札幌区北三条東一丁目で米穀荒物業を営む本間国蔵,に売却し、二年後の四十四年、本間は
谷
七太郎にこの
農場
を売り渡したのである。
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