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新札幌市史 第1巻 通史1
(分布と堆積時期)
分布と堆積時期
もみじ台層
はもみじ台団地付近から、野幌丘陵の北縁部を通り、大麻団地や江別市街地が広がる,もみじ台団地付近より西側の台地では、
もみじ台層
に相当する地層の分布が確認されていないが、月寒台地の北縁部,、つまり、東月寒地区に分布する砂礫層が、分布高度などからみると、
もみじ台層
に相当するのではないかと考えられる,
もみじ台層
の基底の標高は場所により異なり、江別市の元江別~大麻地区では一二~一五メートル、下野幌~もみじ,このようなことから判断すると、
もみじ台層
は更新世の最終間氷期(ヨーロッパ・アルプス地域の編年でいうリス・ウルム
新札幌市史 第1巻 通史1
(もみじ台の地質)
そして、その上位は砂礫を主体とした地層(
もみじ台層
)で、下位層と不整合に接している。,・下野幌台地(厚別台地の一部、第一章参照)は四つの地層からなっているが、最下部の下野幌層とその上位の
もみじ
,したがって、この台地の形成は
もみじ台層
の堆積によってはじまったことになる。,図-1 もみじ台団地周辺の地質
もみじ台層
は基底に安山岩礫からなる礫層をもち、砂・砂礫を主体とする,このことから、
もみじ台層
の海は現在と同じような水温条件下にあったと推測される。
新札幌市史 第1巻 通史1
(最終間氷期の古地理)
まず、石狩低地帯における
もみじ台層
と同時期の海成層を探ってみよう。,する厚真層は、分布高度(二七メートル前後)やそれに含まれる化石(ヤマトシジミ・海生の珪藻)の特徴から、
もみじ
,
台層
に対比される内湾の堆積層と考えられている。,いっぽう、石狩丘陵域や石狩海岸平野部の地下の堆積層には、現在のところ、
もみじ台層
に相当する地層は確認されていない,そして、
もみじ台層
の堆積面は海面上に現れ、そこには低湿地の環境が展開されるようになる。
新札幌市史 第1巻 通史1
(前・中期更新世)
野幌丘陵の更新世の地層は、下位(古いもの)から順に、裏の沢層・下野幌層・音江別川層・竹山礫層・
もみじ台層
,軽石流 支笏火山噴出物層 軽石流 小野幌層 主として粘土・シルト,泥炭層をはさむ 7-
もみじ
,
台層
砂礫,貝化石を含む 13- 中期 竹山礫層 風化の進んだ礫層 音江別川層 砂
新札幌市史 第1巻 通史1
(月寒粘土層)
輪厚砂礫層と呼ばれる砂礫層(地層の性格・堆積時期など未解決)が存在し、北部の東月寒地区には、おそらく、
もみじ
,
台層
に対比できると考えられる砂礫層がみられる。
新札幌市史 第1巻 通史1
(小野幌層)
もみじ台団地付近では基底に安山岩の礫層あるいは泥炭層があり、
もみじ台層
の上に不整合に重なっている。,また、東側では、
もみじ台層
も分布していないので、おおくの場合、下野幌層を不整合におおって堆積している。
新札幌市史 第1巻 通史1
(竹山期)
する早来層(音江別川層に相当)に対比され、さらに、上位のSZIV層も海生の貝化石を含み、同じく厚真層(
もみじ
,
台層
に相当)に対比されている。
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