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新札幌市史第1巻通史1 （第一回訴願）

このごとく、シレマウカ一族の生活は逼迫していた。,のシレマウカの祖父、ムイザリアイヌの依頼により財宝を差し出す。,シレマウカの代(寛政頃か) シレマウカ、イザリ・ムイザリにウライを3ヵ所所有。,上ユウバリのカシュウシ、シレマウカのムイザリ川のウライ1ヵ所譲られる(シレマウカの親戚)。,シレマウカの家族が困窮した場合は、飯料だけはいいだろうと回答。

新札幌市史第1巻通史1 （上ツイシカリアイヌの離散）

上ツイシカリアイヌの離散 シレマウカの本拠地である上ツイシカリの場合、もっとも大きな影響を受けている,東蝦夷地内のウライ没収以降文化十年(一八一三)までの間に、シレマウカとその一族が上ツイシカリを去ったため,　　　此住居旧来唱来一　家数七軒　　　　　千歳川之内イサリフト　　人数二十六人　　　是はシレマウカ,一　家数三軒　　　　　イシカリ之内ハツサフ場所　　人数九人　　　是はシレマウカウタレニ御座候処,残りの一二戸(合計家数が三七戸になっているので、計算が合わないが)、四三人については、まさにシレマウカ

新札幌市史第1巻通史1 （第二回訴願）

その間に上ツイシカリのシレマウカ夫妻も次第に年老いて言語も自由にならないほどとなり、おまけに子供が若年,その機会をとらえて、シレマウカは再びイシカリ詰の幕府詰合にウライ返還を求める訴願を提出した。,これを受けてイシカリの幕吏たちも、シレマウカのウライ事件顛末について調査した。,②シレマウカのイザリブトの二カ所のウライのうち一カ所は、通行屋普請に際し没収されたので、今は一カ所のみである,③シレマウカがウライを没収されてから、もはや一〇年以上が経過し、シレマウカの暮らし振りも悪くなる一方で

新札幌市史第1巻通史1 （ウライの没収と出漁禁止）

この命令により、シレマウカはじめイシカリアイヌの漁場は強制的に没収された。,シレマウカの場合、ウライ三カ所(ムイザリ川のほかイザリ川に二カ所)のうち、ムイザリのウライ一カ所が没収,こうして、シレマウカは、三カ所のウライのうち一つを残して全部没収され、元通りになるかもしれないといった,一方、シレマウカのウライ以外の、下ツイシカリのレタリカウク、上ユウバリのアンラマシテ、同じくカシュウシ,これにより、イシカリアイヌが所有していたイザリ・ムイザリ川流域のウライ設定権や出漁権は、シレマウカの一

新札幌市史第1巻通史1 （イシカリアイヌの入会権）

上ツイシカリの惣乙名シレマウカ、下ツイシカリの乙名レタリカウク、上ユウバリのアンラマシテ、同カシュウシ,上ツイシカリの惣乙名シレマウカは、『由来記』によれば、元来は千歳アイヌ系であるという。,その際、ムイザリアイヌの財宝を償いとして差し出したが、それでは足りず上ツイシカリのシレマウカの祖父に頼,その権利は世襲制で、代々シレマウカの家に伝えられてきたとある。,いま一人、同じ上ユウバリのカシュウシの場合は、前述のシレマウカの母の妹の倅ということもあって、シレマウカ

新札幌市史第1巻通史1 （上原熊次郎の斡旋）

文政二年(一八一九)、イシカリ詰幕吏として長川仲右衛門と上原熊次郎が赴任してきて、シレマウカらの長期にわたる,同年、熊次郎らがシレマウカ方に立ち寄ったところ、シレマウカはすでに没して、その子シリコノエが惣乙名になっていた

新札幌市史第1巻通史1 （東蝦夷地の仮直轄）

これにより、上ツイシカリのシレマウカの所有するムイザリのウライの設定場所などは、一方的に直轄地に属することになった

新札幌市史第1巻通史1 （第三回訴願と収拾）

①ムイザリのウライは、従来シレマウカ妹モンカラケならびにシレマウカ妻子が、飯料をとって生活してきたので,解決の糸口をみてみるならば、上ツイシカリの惣乙名シレマウカの妻が千歳出身であり、老女となって一人残されているものを

新札幌市史第1巻通史1 （集約化されるアイヌ労働）

この上ツイシカリは、東蝦夷地が直轄になって以来、上ツイシカリの惣乙名(そうおとな)シレマウカが所有する,イザリのウライが没収されるなど、その事件が契機で、シレマウカ一族はイザリブトや、ハッサム、トウベツブト

新札幌市史第1巻通史1 （遠山・村垣一行）

でも触れたように、シコツ越え道整備のためイザリブトに通行屋を建てることにし、通行屋番人二人の飯料としてシレマウカ

新札幌市史第1巻通史1 （蝦夷地見回りとイシカリ場所）

トリキヲク上ミツエシカリ松前彦三郎請米屋孫兵衛、支儀兵衛 60 図合船 1 106 惣 シレマウカ

新札幌市史第1巻通史1 （アイヌ支配の構造）

イシヨラニ(33歳) 上ツイシカリ乙　シリマウク小　サケヤシ乙　シレマフカ小　サケアン惣　シレマウカ