伝承によれば、三代前の祖父の代に、下地すなわち東蝦夷地から大勢のアイヌがムイザリ川地域に攻めてきたことがあった,上ユウバリのアンラマシテの場合も、ムイザリ川流域が、鮭が豊富なことから、数年以前よりムイザリの干鮭場に,川筋が一時鮭が不漁となり、家業が成り立たなくなったので、ムイザリ乙名のヌカンランケに財宝を差し出して、ムイザリ,一人、同じ上ユウバリのカシュウシの場合は、前述のシレマウカの母の妹の倅ということもあって、シレマウカのムイザリ,以上が、イシカリ川筋のアイヌが千歳川上流、すなわちイザリ川あるいはムイザリ川での漁業権を持つにいたった

シレマウカの場合、ウライ三カ所(ムイザリ川のほかイザリ川に二カ所)のうち、ムイザリのウライ一カ所が没収,これにより、イシカリアイヌが所有していたイザリ・ムイザリ川流域のウライ設定権や出漁権は、シレマウカの一

上ユウバリのカシュウシ、シレマウカのムイザリ川のウライ1ヵ所譲られる(シレマウカの親戚)。,寛政12年(1800) 箱館奉行所ユウフツ詰合高橋次太夫・河西祐助、イザリ・ムイザリ川の入会漁業を