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新札幌市史 第1巻 通史1
(蠣崎政権成る)
翌十一年蠣崎信広の子、光広は子の良広と共に館を大館に移し、蝦夷島の領主である檜山安東氏に使を派し、
上之国
,天文二十年(一五五一)「夷狄の商舶往来の法度」を定め、勢田内の「波志多犬(ハシタイン)」を
上之国
天ノ河,勢田内は瀬棚、志利内は知内、天ノ河は
上之国
を流れる川であり、この範囲を和人地とし、蠣崎氏はこれを基盤に,
上之国
を本拠に、アイヌとの紛争に一応の終止符をうち、政権樹立へ向け一歩前進したのである。
新札幌市史 第1巻 通史1
(道南館主の動向)
政季は小鹿島へ渡る時、下之国は弟の家政に預け、河野政通を副え、松前は下国定季に預け、相原政胤を副え、
上之国
,は政季の婿、蠣崎季繁に預け、武田信広を副え置いた(『新羅之記録』ははじめ
上之国
は武田信広に預け、蠣崎季繁,を副え置くとしているが、そのすぐ後の所で
上之国
の花沢の館主蠣崎季繁、
上之国
の守護武田信広と記しているので,、
上之国
は季繁に預けたとみるべきであろう)。 ,当時道南には一二の館主がいたとされるが、松前、
上之国
、下之国の館主以外の九つの館主も安東氏の支配機構の
新札幌市史 第1巻 通史1
(コシャマインの蜂起)
に率いられたアイヌ軍は、起(た)って志濃里、箱館、中野、脇本など各館を攻略、残ったのは下之国の茂別と
上之国
新札幌市史 第1巻 通史1
(民族的蜂起)
/\御たやし可被成と存候処、下之国にて毒之酒にてあまた相果候由承、然らばしやくしや犬も商舟殺申由承、
上之国
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