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新札幌市史 第1巻 通史1
(佐賀藩と開拓使)
佐賀藩
と開拓使 しかし、蝦夷地の分領と警衛は、カラフトの漁場開発をおこなった大野藩を除き、東北諸藩に,限られることとなり、
佐賀藩
の計画も実現にはいたらなかった。,開拓使の当初には、各藩・寺院に分領地の割渡しをおこない、北海道の開発がこころみられたが、
佐賀藩
には八月十七日,
佐賀藩
の従前からの蝦夷地への関心が、この背景にあり、その基礎となったのが、ここで紹介してきた義勇の調査 /
佐賀藩
と開拓使
新札幌市史 第1巻 通史1
(佐賀藩の関心と島義勇)
佐賀藩
の関心と島義勇
佐賀藩
は筑前国黒田藩とともに、長崎警備を担当していたために、西洋文化・技術の流入,
佐賀藩
でも、各藩による分領支配の話をきき伝え、島義勇以下、数名の藩士を蝦夷地に送りこんでいる。,
佐賀藩
が蝦夷地に関心をもったのは、この時が初めてではなく、すでに古賀精里のころにさかのぼる。,
佐賀藩
は以上のように、常に海外に目が向いていた。 /
佐賀藩
の関心と島義勇
新札幌市史 第1巻 通史1
(箱館の蔵屋敷)
箱館の蔵屋敷 義勇は分領の早期申請とともに、箱館における
佐賀藩
の蔵屋敷地をはやく申請することを、つよく,先の武四郎の建言にもあったように、これは
佐賀藩
の諸産物の販売と交易のためであった。,天保の改革を通じて財政再建を達成し、大阪商人により〝算盤大名(そろばんだいみょう)〟と呼ばれただけに、
佐賀藩
新札幌市史 第1巻 通史1
(郡目付の到来)
すでに会津藩でも同様な申請をなし許可を得ていたので、
佐賀藩
のこの計画にも支障はなかった。,以上の会津・
佐賀藩
のほかにも、水戸・大野藩なども商品流通による利益をねらった動向をみせており、蝦夷地の,そのために、漁業、林産、鉱山などの資源調査も必要となっていたのであり、
佐賀藩
の島義勇の調査も、これら諸藩
新札幌市史 第1巻 通史1
(西南からの目)
肥前国
佐賀藩
(鍋島家)では、犬塚与七郎と島義勇を調査のために箱館へ送りこんだが、彼らの書状(安政四年四月,それに報告者の
佐賀藩
を加えると、十指にのぼる西南諸藩が蝦夷地に強い関心をはらい、積極的な調査活動を行っていたことがわかる,その中から
佐賀藩
の様子をみていくことにする。
新札幌市史 第1巻 通史1
(犬塚与七郎)
犬塚与七郎
佐賀藩
から同じく蝦夷地に派遣された藩士には、犬塚与七郎がいた。,与七郎の帰国の真相は、
佐賀藩
の蝦夷地選定個所につき、いち早く幕府への上申を得るためであった。
新札幌市史 第1巻 通史1
(松浦武四郎の建言)
それによると、
佐賀藩
の蝦夷地の開拓方針としては、まず藩内の産物である陶器・蠟燭(ろうそく)・麵(めん)
新札幌市史 第2巻 通史2
(本府構想のモデル)
で区切られているとはいえ、民地を本府地に隣接した本府区域内の街区画内に配置する構造は、島判官の出身藩
佐賀藩
新札幌市史 第1巻 通史1
(『入北記』)
義勇は
佐賀藩
士で、やはり左太夫と同じ書名の『入北記』をあらわしている。
新札幌市史 第1巻 通史1
(仙台藩と十文字龍助)
幕末には江戸で松浦武四郎や
佐賀藩
の島義勇、仙台藩の玉虫左太夫らと蝦夷地に関する情報の交換なども行った。
新札幌市史 第1巻 通史1
(与七郎の帰国)
そのために義勇は、
佐賀藩
から幕府への早期申請を督促していたのであった。
新札幌市史 第1巻 通史1
(調査の結論)
こうした調査のすすめ方に「何れも優美にして聞合等仕居候」(
佐賀藩
犬塚与七郎、島義勇より田中善右衛門宛書状
新札幌市史 第1巻 通史1
(分領地の選定)
これによると義勇は、イシカリ川流域は
佐賀藩
士で治水術にひいでていた成富兵庫、夏の禹王のように治水が施されれば
新札幌市史 第2巻 通史2
(開拓使の設置)
そして六月四日には本人の請願に基づき、議定の鍋島直正(前
佐賀藩
主)を開拓督務に任命したのである。
新札幌市史 第1巻 通史1
(蝦夷地開拓意見書草稿)
なお、とくにこの時期以降、
佐賀藩
ほか多くの藩の藩士が蝦夷地に入って調査を行っており、かれらによる開拓論
新札幌市史 第1巻 通史1
(戸石永之丞の調査)
当時仙台藩の動きに深く注目していた
佐賀藩
の報告では、戸石のほか塚本幾之進の名があり、松坂がみえない。
新札幌市史 第1巻 通史1
(新札幌市史 第一巻 通史一/総目次)
完成 イシカリ・サッポロと水戸藩 イシカリ・サッポロの検分 安政の大獄 二
佐賀藩
, 西南からの目
佐賀藩
の関心と島義勇 義勇の日記 入北記 犬塚与七郎 ,松浦武四郎の建言 分領地の選定 箱館の蔵屋敷 与七郎の帰国 郡目付の到来
佐賀藩
と開拓使
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