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新札幌市史 第3巻 通史3
(北海道旧土人救育会の創立と小谷部全一郎)
北海道旧土人救育会
の創立と小谷部全一郎
北海道旧土人救育会
という、アイヌ民族を直接の対象とする社会事業団体,土人保護法の精神に基き之を救育する事業の機関として
北海道旧土人救育会
なる者を設立するの計画あり。 /
北海道旧土人救育会
の創立と小谷部全一郎
新札幌市史 第3巻 通史3
(内務省の反対)
同会は明治三十四年五月、新たに「北海道旧土人保護法」に基づくアイヌ小学校を付設する計画をたてた(
北海道旧土人救育会
虻田学園報,はこの条文を根拠に「アイヌノ現住地ナラザル札幌付近ニ設置スルハ法令ノ条項ニ背クモノナレハ不可ナル」(
北海道旧土人救育会
虻田学園報,こうして札幌区民の理解と協力を得た「
北海道旧土人救育会
円山学園」構想も幻で終わった。 ,そして、三十七年二月に開校の運びとなったが、それは「
北海道旧土人救育会
虻田学園」と名づけられた。
新札幌市史 第3巻 通史3
(創立の契機としての「近文アイヌ給与地問題」)
こうして、小谷部の動向を軸に
北海道旧土人救育会
の創立までの経緯をたどってみると、それは当時のアイヌ民族,同会の実質的な発会式で、三十三年五月二十六日に東京市神田区のキリスト教青年会館で開かれた「
北海道旧土人救育会
演説会
新札幌市史 第4巻 通史4
(ジョン・バチェラーと「アイヌ保護学園」)
このような方法は明治期の「
北海道旧土人救育会
」の活動にヒントを得たものと思われる。
新札幌市史 第3巻 通史3
(組織の確立と役員の構成)
それが具体的な活動を展開するための組織として確立したのは、近衛篤麿の「年譜」中に「〔明治三十三年〕七月
北海道旧土人救育会
評議員
新札幌市史 第3巻 通史3
(北海道支部の役員構成)
役員構成 同会は札幌区や小樽区での演説会の「成功」を踏まえて、明治三十三年九月十四日の評議員会で「
北海道旧土人救育会
北海道支部
新札幌市史 第3巻 通史3
(「主唱者」とアイヌ民族との関連)
それを完全に記した唯一の史料は、陽明文庫所蔵の『近衛篤麿日記』(明33・6・4)に綴じ込まれている「
北海道旧土人救育会
趣意書
新札幌市史 第4巻 通史4
(「バチェラー学園」の財団法人化)
これも「
北海道旧土人救育会
」のスタイルを彷彿とさせるものがある。
新札幌市史 第3巻 通史3
(創立の目的と「救育」の論理)
「
北海道旧土人救育会
趣意」には基本的な考え方が述べられている。
新札幌市史 第3巻 通史3
(円山村選定の理由)
『
北海道旧土人救育会
虻田学園報』(第二号)は「小谷部氏北海道ニ出発シ各地巡視ノ後札幌郡円山村ヲ選定」、
新札幌市史 第3巻 通史3
(【主要参考文献・史料】)
篠路村沿革史』、『史跡名勝天然記念物』、『札幌の碑』(さっぽろ文庫45)、『近衛篤麿日記』(陽明文庫蔵)、『
北海道旧土人救育会
虻田学園報
新札幌市史 第3巻 通史3
(新札幌市史 第三巻 通史三/総目次)
民族の足跡 興業としてのイオマンテの挙行 アイヌ小学校の修学旅行 二 幻の「
北海道旧土人救育会
円山学園,」設立計画
北海道旧土人救育会
の創立と小谷部全一郎 小谷部の建議 創立
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