さらに十年四月に道庁が「類似宗教」を調査した結果によると、道内の大本教支部六〇(会員二〇〇〇人)、札幌,類似宗教」の監督権を強化していたが、特に国体観念に牴触する恐れのある宗教団体については干渉を加え、特に大本教及,大本教は昭和三年八月に出口王仁三郎が来札し、十五日に「大本教の使命につき」と題し講演をしていたが、当時大通西八丁目,大本教の外郭政治組織である昭和神聖会の札幌支部も十年五月一日に発会式が行われていた。,大本教本部への弾圧は十年十二月に行われたが、道内では十一年三月三十日に山部村(現富良野市)に所在する北海分院

まず、昭和十年(一九三五)の大本教弾圧である。,北海道でも大本教信者一二五人を検挙した(いずれも容疑不十分で釈放)。,最近ノ極左運動概況)という認識にたって、他府県よりも早く宗教活動に対する特高的視察をおこなっていたが、大本教事件

二十七年の総選挙では、戦前内務省警保局長も歴任した町村金五と、大本教解散の指揮をとった薄田美朝の二人の

札幌市衛生統計年報 1930　　特高警察体制史　社会運動抑圧取締の構造と実態(荻野富士夫) 1931　　大本教