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新札幌市史第1巻通史1 （改役所の設置）

改役所の設置イシカリ改革による最も大きな変化は、場所請負の廃止、直捌の開始にともなうイシカリ改役所,これによりアイヌの「撫育」及び労働の雇用、さらに交易などすべてにわたり、阿部屋の管轄から改役所へ移行された,改役所は漁場の経営、漁獲物・軽物の流通、及びイシカリ役所入用品の仕入をおこなう、イシカリ役所管轄下の機関,これに対して役所がおこなう「直納」が指示され、アイヌの自分網による鮭は、今後すべてが役所―特に改役所―,改革によりアイヌ漁場が改役所のもとに移ることは、労働の手当・介抱料(かいほうりょう)が適正に給与され、 / 改役所の設置

新札幌市史第1巻通史1 （イシカリ改役所の設置）

イシカリ改役所の設置安政五年、改革による新体制のもとで、基幹産業の漁業をどう発展させていくべきか検討,そこで、まずイシカリ役所の下部組織としてイシカリ改役所(あらためやくしょ)を設置した。,もう一つ改役所の重要な仕事は、改革前に自分網と呼ばれたアイヌの引場を受け継ぎ、〝御手料場〟として経営すること,その結果、アツタの(横山)喜蔵とフルビラの(大西)文左衛門の両名が改役所の漁場取締役となり、その下に帳役,施設として、改役所一、番家一五、蔵三、貫目改所一を必要とした。 / イシカリ改役所の設置

新札幌市史第1巻通史1 （イシカリ役所の創設）

の役人の編成をそのまま継承したものではあったが、役所の組織下に漁場・流通・アイヌの「撫育」を担当する改役所,つぎに、改役所の設立、流通をになう御用達の任命などである。

新札幌市史第1巻通史1 （阿部屋の漁業経営）

請負時代は思うままだったイシカリアイヌの差配は、改革後、改役所の許可を必要とし、その労賃を金納しなければならず

新札幌市史第1巻通史1 （共同体意識の成長）

こうした住人の生産と生活の用務を直接担当したのは改役所(のちに漁場改会所という)であるが、イシカリ役所

新札幌市史第1巻通史1 （直䑺）

船改めは文久三年テミヤに会所を開設するまでは、イシカリ改役所で切手を渡し、ホリカムイ番所で船の出入を見張

新札幌市史第1巻通史1 （出稼所の設置）

(御用調並出役)　野崎河内右衛門(御用係定役)　岡田万治郎(同心)　高橋靱負(在住)　大西文左衛門(改役所漁場取締

新札幌市史第1巻通史1 （改革発表後の動向）

また、新たに漁場の割当て、改役所の帳役などの任命もなされたが、阿部屋から石狩役所へ正式に場所引継、直捌場所

新札幌市史第1巻通史1 （調役の政務）

「石狩場所改革方取計之儀申上候書付」には、漁業中のこととして、御用所(役所)には調役・下役が各一人、改役所

新札幌市史第1巻通史1 （役鮭）

ではどのくらいの役鮭(御手料場分を含む)が改役所に収受されたのだろう。

新札幌市史第1巻通史1 （住人の組織化）

前者の詳細はわからないが、改役所の廻文に「当年、御役鮭の儀は御年貢有之候間、其旨相心得、御持役人様より

新札幌市史第1巻通史1 （直場所の経営費）

佐々木勝造談(恵比寿屋の番人だったが、改革で改役所の帳役付となり、のち取締役並に昇任。)

新札幌市史第1巻通史1 （役人の増員）

また、安政六年には、城六郎にしたがいクシュンナイへ出張しており、改役所の担当であったとみられる。

新札幌市史第6巻史料編1 （解題）

した件名数は四百四十二件で、うち約六割にあたる二百六十八件は市中住民から浜名主の奥印をえて御用所や御改役所

新札幌市史第1巻通史1 （後年の聞取り等によるもの）

この天皇行幸については、イシカリ改役所にいた佐々木勝造の話として「金助の言ひし詞に最も人々の驚きし事あり

新札幌市史第1巻通史1 （新漁場の割渡し）

安政5年の鮭引場、網持出稼人、改役所勤番人等の配置が示されている。

新札幌市史第1巻通史1 （出稼の諸相）

出稼に門戸を開いたイシカリの町は、これらの人々のほか、漁業者、三問屋、三御用達をはじめイシカリ役所、改役所

新札幌市史第1巻通史1 （新札幌市史　第一巻　通史一／総目次）

…778 　　　　一　直捌漁業への転換　　　　　　　場所請負漁業の終末　山田家の出稼　イシカリ改役所,鍬取り上げ事件　箱館奉行への対捍　　　　三　イシカリ改革とアイヌ問題　　　　　　　改革の要因　改役所

新札幌市史第6巻史料編1 （件名目次）

　　一八　マクンベツ二統一手引網願(同年六月) 　　一九　浜中雑魚網願(同年六月) 　　二〇　改役所