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札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ
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新札幌市史 第2巻 通史2
(町区画の構想)
町区画の構想 この札幌の
碁盤の目
状の区画がどのような考えに基づいてなされたものかは、現段階では明らかにならなかった,ではなぜ島判官以来西村権監事たち、さらに岩村判官にいたるまで、その
碁盤の目
の区画またはそれに類似した形態,江戸(東京)もその絵図をみると、札幌のように正確な
碁盤の目
状ではないが、すでに長方形や正方形を積み重ねた,近世初期に徳川家康が江戸の建設をはじめた時に、豊臣秀吉によって改造されていた京都の町割を引き継いで、
碁盤
,しかし、だからといって
碁盤の目
の形状の継承を理由に、札幌の区画を遠く古代の平城京や平安京の区画にまで遡
新札幌市史 第2巻 通史2
(二十年代の札幌の発展とその後)
そしてその後の札幌の都市建設構想は、これらの方向性がそれなりに継続されて発展したため、整然とした
碁盤の
,
目
状の街並を周辺域へ拡大する方向で構想されてきたのではなかろうか。 ,一方周辺村落も、開拓使時代のお雇い外国人の構想を受け継いだと思われる区画方式で開拓を進めてきたため、同様な
碁盤
,
の目
の形態であった。,したがって都市札幌が周辺町村を含み込んでいくときも、河川等の地形的事情で
碁盤の目
状の形態をとれないところ
新札幌市史 第2巻 通史2
(岩村判官の区画構想)
または『石狩国本府指図』の本町のように長方形で描けば、自然に
碁盤の目
状ないしはそれに類似した区画を意味,以上のように岩村判官は、島判官の『石狩国本府指図』をもとに
碁盤の目
状の町割を構想したのではなかろうか(
新札幌市史 第2巻 通史2
(岩村判官の札幌赴任と本府建設計画)
され、松前・函館などからの商工民たちもその移住地は、島判官の『石狩国本府指図』の形態ではなく、新たに
碁盤
,
の目
状に形つくられた形態になった等変更されている部分がある。
新札幌市史 第2巻 通史2
(札幌の都市建設計画)
第一に、現在でも札幌都市建設の基本である
碁盤の目
形態があったことである。
新札幌市史 第2巻 通史2
(町区画を示す図)
写真-7 札幌区劃図(北大図) この図から町割については、第一に六〇間四方の
碁盤の目
の区画であること
新札幌市史 第4巻 通史4
(区域指定と隣接町村)
道路や街区画が乱雑になっているとの市民の投書があった(北タイ 大13・1・22)が、それに対して札幌の
碁盤
,
の目
状への批判と共に円山・山鼻方面だけでなく琴似も都市計画の考慮範囲にすべきであるという投書がなされている
新札幌市史 第4巻 通史4
(円山町の札幌市合併)
事業計画は、東西に走る道路は札幌市の既存道路に合わせ南北は五五間、六〇間間隔で設定されており、札幌市と同じ
碁盤
,
の目
状の施工であった。
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