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目次
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第二編 先史の札幌
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第三章 縄文時代
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第一節 早期・前期
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一 遺跡の分布
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豊平川扇状地の遺跡
◇T三一〇遺跡(豊平区平岸五条一一丁目・通称平岸坊主山)
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昭和三十九年、五十八年の発掘調査では、縄文のみ付けられ、胎土に多量の植物繊維を含んでいる厚手の尖底土器と、
北海道
式石冠と称される前期に特有の石器等が得られた。昭和五十八年の調査は詳細試掘調査であったが、当該時期の楕円形プランの竪穴住居跡状遺構が一個検出されている。