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目次
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第二編 先史の札幌
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第三章 縄文時代
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第二節 中期
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一 遺跡の分布
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野幌・月寒丘陵
◇平岸坊主山遺跡(T三一〇遺跡、豊平区平岸五条九丁目)
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札幌扇状地
の平岸面に面した月寒丘陵の裾野にある遺跡で、付近は通称平岸坊主山と呼ばれている。発掘調査は、丘陵地の北西斜面の標高四五~五二メートル部分に道路を敷設することにともなって実施された。その結果、縄文前期末から中期にかけての土器などとともに、確実な遺構としては竪穴住居跡二軒が検出されている。