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目次
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第二編 先史の札幌
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第三章 縄文時代
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第三節 後期
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一 遺跡の分布
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白石区の遺跡
◇S二二九遺跡(白石区北郷四条三丁目)
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月寒川
左岸の標高一一メートル~一四メートルの北東向きの台地上に存在する。台地の中央には比高差約五メートルを有する小支谷が北東方向に延び、つい最近まで良好な湧水が見られたという。この小支谷を取り囲む状態で遺跡が営まれていたと思われる。
後期中葉の土器、石器と墓壙と考えられる土壙四個、葬送儀礼にともなう焼土一カ所が発見された。