昭和三十九年十一月の同盟誕生と道同盟会議の改組で、道同盟に加入した北電労組の札幌・本店各支部を中心に、同盟加入大手下部組織や日産自動車関連旧総同盟系組合により札幌地区同盟が誕生し、事務局を北電ビル内においた(北海道労働組合名鑑)。その後、新国労(のち鉄労)札幌支部や全郵政札幌支部が加入し、四十三年以降、ゼンセン同盟加入組合や手稲鉱山労組、中央バスやハイタク関連などの民間運輸関係組合、印刷、製菓など中小民間組合が加入する一方、鉄労及び全郵政下部組織も増加し、四十七年には下部組織加入を含めて五二組合・一万五〇〇〇人、市内組織組合員の約九パーセントとなり(表10)、事務局は自動車労連道日産内に移転した。