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『北方文芸』

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 昭和四十一年十月二十五日「北海道文学展」が札幌で開催され、二十九日までに二万人余が入場した。記念講演は大江健三郎、中野重治、伊藤整が行った。この盛況ぶりから四十二年四月に「北海道文学館」が設立され、北海道新聞文学賞の創設に続き、四十三年一月に月刊誌『北方文芸』が創刊された。編集人は一四三号までが小笠原克で、のち澤田誠一、そのあと三人体制と変遷したが、平成九年(一九九七)三月、通卷三五〇号をもって終刊した。