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四十六年市議選

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 市長選と同時に実施された市議選には、定数六〇名に対して、八八名が立候補した。結果は自民一九、社会一五、公明八、共産六、民社三、無所属九で、改選前議席数と比べると自民三減、社会一増、共産三増、民社一増、公明同数であった(表1参照)。
表-1 戦後札幌市議選政党別議席数・得票率(昭和34年以降)
自民党民社党公明党社会党民主党共産党市民ネット諸派無所属
昭34. 4.3012(27.09)14(23.27)1( 1.47)25(48.16)52
 38. 4.3017(33.47)1(1.23)4( 7.45)13(19.38)3( 3.34)18(35.14)56
 42. 4.2821(33.80)2(2.34)8(11.48)16(24.16)3( 4.78)10(23.35)60
 46. 4.2819(34.46)3(4.07)8(10.63)15(21.17)6( 8.88)9(19.80)60
 50. 4.1326(35.61)9(12.33)16(23.59)5(10.25)0(0.32)8(17.90)64
 54. 4. 823(33.17)1(0.57)10(12.05)15(21.99)7(10.68)1(1.44)22(20.11)68
 58. 4.1026(36.19)0(0.47)10(13.35)20(24.54)4(10.07)0(0.03)10(15.35)70
 62. 4.1223(30.15)1(1.06)13(15.56)19(29.25)6( 9.77)8(14.18)70
平 3. 4. 725(36.75)1(3.46)12(13.33)17(23.88)9(10.28)3(2.74)0(0.05)3( 9.51)71
  7. 4. 929(34.87)11(15.19)15(20.31)7(10.69)3(4.95)2(1.21)2(12.77)69
 11. 4.1126(35.57)11(14.76)13(19.32)11(15.42)2(3.90)0(0.80)5( 9.23)68
 15. 4.1325(33.43)11(15.89)14(19.07)8(12.62)3(6.40)7(12.58)68
『札幌の選挙』、『札幌市選挙のあゆみ』各年版。括弧内が得票率。公明党の昭和38年は「公明政治連盟」。諸派の議席のうち昭和54年は新自由クラブ、平成7年は新進党。

 今回、社会、公明、共産の市議会野党三党の合計議席数は二九となり、自民党と保守系無所属の合計議席数二八を上回った。民社党の動向が注目されたが、五月の会派結成によって、同党三議員は無所属議員と統一会派新政クラブを結成した(一一名)。自民党は無所属議員一名を取り込んで二〇名となった。結局、与党が三一名と過半数を占めたが、板垣新市長は、保革勢力がきびしく拮抗する市議会のもとに市政を進めなければならなかった。